ライター:シン
ひとり夜の底を行く我らを、海よ、いざないたまえ… バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海(以下、バテン・カイトス)はモノリスソフトがナムコ(現:バンダイナムコ)傘下時代のRPGタイトルだ。本作はゲームキューブにのみ販売されていたタイトルであった…
Les Enfants Terribles Metal Gear Solid(以下、MGS)は小島秀夫監督が手掛けたエスピオナージアクション、いわゆるステルスアクションゲームだ。MGSによってビデオゲームにおけるストーリーの可能性を大きく世界に知らしめた作品だ。 筆者がわざわざ書くのも…
数多の英雄達の群像劇 百英雄伝はクラウドファンディングによって資金を得て開発されたJRPGである。本作には前日譚となる「百英雄伝 Rising」が先行して発売されているなど、本編のリリースに当たってのランディングはしっかりと行われていた印象だ。 開発チ…
それは神殺しの騎士たちの物語 LOST EPIC(以下、LE)はインディーシーンで採用例の多いソウルライク x メトロイドヴァニアタイプのARPGだ。筆者がLEを購入したのはほぼ偶然のようなもので、発売日頃にショップを除いた際にラインナップされていたために購入し…
愛と勇気のRPG、再び。 スターオーシャン セカンドストーリー R(以下、SO2R)は初代Play Station向けに販売されたスターオーシャン セカンドストーリーのリメイクだ。オリジナル版はテイルズ オブシリーズを手掛けたウルフ・チームが立ち上げたトライエース開…
睡眠ゲーミフィケーション ポケモンスリープはずっと以前より開発が公表されていたQOL関連タイトルだ。長らく音沙汰がなく続報も途絶えていた時期もあったが、2023年に遂にリリースを迎えた経緯である。 睡眠障害は現代社会において非常にメジャーな問題であ…
新たなる夜明け Rise of the Ronin(以下、RotR)はコーエーテクモゲームスのTeam NINJAが手掛ける日本の幕末を舞台とした作品だ。本作に先んじて「SEKIRO : SHADOWS DIE TWICE(2019年)」や「Ghost of Tsusima(2020年)」と言った日本を舞台とした侍や忍者を中…
白銀の獣機神 ZOIDS ~白銀の獣機神ライガーゼロ~はアニメ「ゾイド新世紀スラッシュゼロ」と同時期にGB向けに発売されたRPGタイトルだ。 ゾイドの初代アニメから大ファンになっていた筆者は新作ゲームが発売されるとの事で期待しながら発売を待っていた記憶…
ゲーム入門の幕開け プリンセスピーチ Showtime!(以下、PPS)はDSにて販売されたスーパープリンセスピーチ以来となるピーチ姫主役のタイトルだ。マリオシリーズでは新作や映画作品の展開もありキャラクター性に関するモダンなアップデートが徐々に行われてき…
人は過ちを繰り返す Fallout 4はBethesdaが提供するオープンワールド型シューターRPGだ。FalloutシリーズといえばThe Elder Scrollsシリーズと同様に、後発するオープンワールド型RPGに多大な影響を与えたシリーズ作品である。 今回はFallout 4についてレビ…
その冒険は、英雄譚として刻まれる Dragon's Dogma Ⅱ(以下、DD2)はCAPCOMより販売されたオープンワールド型のRPGタイトルだ。オンライン専用タイトルも存在したが、純粋なナンバリングとしては10年以上のブランクがある。モンスターハンターなどのRPG的要素…
和製オープンワールド型ファンタジーの意欲作 Dragon's Dogma(以下、DD)は日本ゲーム業界の暗黒期に生まれたオープンワールド型のRPGだ。当時としては大型タイトルの開発規模肥大化が始まっており、それに上手く順応できなかった日本メーカーは大きく苦戦し…
偉大なるレガシーゲーム Grand Theft Auto Ⅲ(以下、GTA3)は世界において良い面でも悪い面でもゲーム業界を問わずに多大な影響与えた作品である。 トップビュー視点でのゲームプレイだった前作までと打って変わって、フル3D・シームレス・オブジェクト密度を…
時代を変えた伝説 ゼルダの伝説 時のオカリナ(以下、ゼルダOT)は筆者などが言うまでもなくビデオゲーム史上において最も重要な作品の筆頭に挙げられるタイトルである。当時のNintendo64でプレイをしていた筆者も同時期に発売された3Dタイトルとは一線を画す…
RPGの原体験が現代に Baldur's Gate 3(以下、BG3)は全てのRPGの始祖ともいえるTRPG「Dungeons & Dragons(以下、D&D)」を母体とするRPG作品である。日本向けの発売が少しタイムラグがあった事もあり、海外での高評価の声は聞こえてはいたものの購入を見送るつ…
魔族の“カリスマ”よ、真の王を目指せ。 ドラゴンクエスト モンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅(以下、DQM3)はドラゴンクエスト モンスターズシリーズのナンバリングとしては非常に久しぶりのタイトルである。というよりも今になってナンバリングが登場する…
I know the moon, and this is an alien city. リバース:1999は中国のメーカーBLUEPOCHにより開発されたタイトルである。本作は事前の宣伝にも非常に力を入れており、またPVなどからもわかるようにビジュアルスタイルおよび音楽が非常にオシャレだ。他作品…
ファンタジー×現実の2重活動 リアセカイはルーンファクトリーシリーズの制作陣が関わるハクスラ型のゲームである。ルーンファクトリーシリーズをいくつかプレイしていた筆者にとっては応援の意味もあり購入した経緯である。 今回はリアセカイについて記載し…
言葉は希望か、絶望か。 FREDERICAはマーベラスより発売されたローグライクハクスラ型のARPGタイトルである。豪華な声優陣を起用しながらも言葉を失った世界を舞台にしているという事で非常に独特な世界観が印象的で、ルーンファクトリーシリーズと同じ世界…
江戸を駆ける聖杯戦争 Fate/Samurai Remunant(以下、FSR)は今や大人気IPとして知られるFateシリーズを歴史系ゲームの雄コーエーテクモゲームスによるARPGとして表現した作品である。 筆者はFateシリーズに関してはテレビアニメシリーズを視聴した程度の知識…
火を点けろ、燃え残った全てに ARMORED CORE Ⅵ : FIRE OF RUBICON(以下、AC6)はARMORED CORE(以下、AC)シリーズ待望の新作タイトルである。ACシリーズは続編を待ち望む声がミーム化してから久しいが、半ば続編は諦めムードも漂っていたように感じられる。何…
死と再生の物語 シャドウハーツⅡは旧スクウェアのメンバーが設立したサクノスを再編したノーチラスが開発を行い、アルゼ(現:ユニバーサルエンターテインメント)が販売したPS2向けRPGタイトルである。 筆者は前作をプレイしないままに本作を手に取ったのだが…
運命の輪が回る時、闇に葬られたもうひとつの歴史が動き出す。 シャドウハーツは旧スクウェアのスタッフが設立したサクノスが開発、アルゼ(現:ユニバーサルエンターテインメント)が販売したPS2向けRPGである。 筆者はシャドウハーツⅡをプレイした後に1をプ…
バトルオペレーション、セット!! ロックマンエグゼはGBAのローンチタイトルの1つとして発売された作品である。その独特なシステムはやり込みとしても、対戦としても盛り上がり一定の根強いファンがいるシリーズ作品となっている。かくいう筆者もロックマンエ…
最高品質の凡庸さ ファイナルファンタジーXVI(以下、FF16)はスクウェア・エニックス最大のIPであるファイナルファンタジーシリーズのナンバリングタイトルである。前作ファイナルファンタジーXVが描写不足のストーリー、ゲームプレイとシチュエーションの乖…
この世界は「選択」の連続だ LOOP8はガンパレード・マーチや刀剣乱舞で知られる芝村裕吏氏の携わる作品だ。筆者は中でもNPCとのインタラクションに極振りした絢爛舞踏祭に非常に感銘を受けた過去があり、それ以降には類似したフォロワー作品がでない事にも寂…
王国の泪 ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom(以下、ゼルダTotK)は歴史的な傑作ゼルダの伝説 Breath of the Wild(以下、ゼルダBotW)の続編に当たる作品だ。ゼルダシリーズとしては同じ主人公が続投するケースは非常に稀であり、ベース作品となるタイトルがあ…
最後の夏、最後の秘密 ライザのアトリエ3(以下、ライザ3)はガスト開発、コーエーテクモゲームス販売のアトリエシリーズ、そしてライザシリーズの最終作品となる1作である。ライザシリーズはアトリエシリーズの刷新を狙った作品群であり、筆者が初めてプレイ…
ケモノ娘の神殺しRPG Echocalypseは(以下、エコカリ)は中国のYOOZOO GAMESが提供するスマートフォン向けアプリゲームである。 筆者が本作に興味を持ったのはRPGを中心としたゲームプレイに定評のあるVTuberニュイ・ソシエールさんが紹介しているのを拝見して…
光は、消えゆく。やがて、夜迫る。 オクトパストラベラーⅡ(以下、オクトラ2)は「HD-2D」というフォーマットを世に打ち出して成功を収めたオクトパストラベラーのシリーズ2作目のタイトルだ。 前作以降、HD-2Dは非常に多くの展開を見せておりスクウェア・エニ…