【レビュー】ゼノブレイド2

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オレは君と行きたいんだ。楽園に。君と二人で。

今回のレビューは非常に長文となる。その点だけは注意して読んで欲しい。

筆者はゼノシリーズが大好きだ。
特にゼノブレイドでは、当時のJRPGに辟易していた筆者を心の底から驚かせた。
筆者が小さい頃にプレイしていたようなRPG(それこそゼノギアスクロノトリガーなど)の熱量はもうやってくる事は無いのだと。
「自分自身がそう変わってしまった」のだと、そう思い込んでいたからだ。

筆者はゼノブレイドをプレイした時は幸せだった。
「まさかこの年齢になってもこれほどRPGに没頭できるなんて…」と。
RPGに対しての希望が生まれたような瞬間だった。
それから5年後(N3DSへのゼノブレイドの移植という驚きもあったのだが)、新作となる「ゼノブレイドクロス」も登場した。

そしてゼノブレイドクロスから”わずか”2年後の2017年。
Nintendo Switchプレゼンテーションにおいて「ゼノブレイド2」が2017年内に発売される事が発表されたのだ。その後もE3やGamescomなどでもゼノブレイド2の説明やゲームプレイが公開されていった。
当時の筆者はというと、自分自身から込み上げてくる期待感…ハードルを何とか下げたかった。自身の中のハードルを上げ過ぎたせいで、それがガッカリ感に繋がってしまうのではないかと言う不安があったのだ。
不安になる要素はいくつかあった。
真っ先に挙げるのはリリース間隔だ。ゼノブレイドクロスから2年間しか経ていない。そしてその2年間のモノリスソフトと言えば、ゼルダの伝説 Breath of the Wildやスプラトゥーンと言った任天堂フランチャイズタイトルの一部を受託開発しているのは知られていたし、プロジェクトXゾーンの開発も行っていた。
そんな状況下において大規模とはお世辞にも言えないモノリスソフトというメーカーがゼノブレイド/ゼノブレイドクロスのよう巨大なゲームを開発する余裕があると思えるだろうか。普通に考えれば無理な話である。
筆者はそんな状況は脳内では理解できつつも、ハードルを下げるという事は感情が許してくれなった。

そして2017/12/01…ゼノブレイ2は発売してしまったのである。

 

Xenoblade2

 

 

ストーリー

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ジュブナイル&ボーイミーツガール

ゼノブレイド2のストーリーコンセプトは”ジュブナイル&ボーイミーツガール”だ。
主人公である少年レックスはとある仕事により特別なブレイド…「天の聖杯」と呼ばれている”ホムラ”という少女と出会い、そして彼女が望む”楽園”を目指す冒険を始める。

ゼノブレイド2においてはレックスは最初から最後まで一貫して”楽園”を目指し続ける。
常に皆の先頭を走り、時に挫折しながらも、それでも前に進んでいく主人公だ。
主人公が世界の状況や真実を知る事により最初に抱いていた夢が後回しにされるケースは少なくない。しかし、レックスはどんな状況に置かれても決して惑わずに夢に向かって走り続ける姿はボーイミーツガールと言う設定もあいまって昔見ていたアニメなどを思い出さずにはいられない。

ゼノブレイド2は、ストーリードリブン(物語主導)なゲーム展開となるのだが、そのボリュームは相当なものであるため、ストーリー含めてじっくりとプレイしたい人にオススメだ。
メインシナリオを進める事で発生するカットシーンは非常にクオリティが高い。
キャラクターの表情 / 演技、カメラワーク、音楽の使い方…どれも素晴らしく、濃密な3Dアニメ映画でも観ているようだ。 
シナリオ自体も時に熱くさせられ、時に切なくなる。
また、本編では直接語られていない要素やサブストーリーでわかる世界設定なども多いため、濃い設定が好きな人は考察を含めて更に楽しめるだろう。

そんな本作にはストーリー面で欠点がないわけではない。
それはカットシーンによる映像演出において表現不足と言わざるを得ない箇所がある点だ。特に重要なカットシーン演出は疑いようもなく満点と言えるのだが、それ以外の…特に中盤頃のカットシーンではやや表現が甘く、映像による説得力が落ちているのは非常に勿体無い。

また一長一短な要素として、本作は日本アニメらしい表現(特に序盤~中盤)が使用されている事もあるため、アニメ的表現が好きか否かで受け止め方も異なってくるだろう。

なお、本作は前作ゼノブレイドおよびゼノブレイドクロスをプレイせずとも楽しむ事が出来るようなストーリーとなっているが、可能であれば過去作(特に初代であるゼノブレイド。出来ればゼノギアスゼノサーガも。)をプレイする事で更に面白いものとなる。
ゼノシリーズファンにとっても嬉しい要素が満載の重要な作品だ。

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ドライバーとブレイドの絆

ゼノブレイド2を”ジュブナイル&ボーイミーツガール”という表現をしたが、
ストーリーは「ドライバーとブレイドの絆」が非常に大切に描かれている点も決して見逃してはならないポイントだ。
彼らはその絆ゆえにお互いを大切に想い、
同様にその絆ゆえに深淵の闇へと堕ちていく者達もいるのだ。
それは表裏一体であり、
レックスを始めとしたパーティーも一歩間違えれば闇へと堕ちてしまったのでは無いかと思えてならない。
ここでいう”絆”はユーザーの感受性による所は大きいかも知れないが、筆者はこれが親愛や性愛などと言ったものでは語れないもののように感じた。
それはブレイドの設定から感じられるものでもあるし、カットシーンなどでのドライバーとブレイドのやり取りから感じられるものだ。

この辺りの表現はいわゆる「家族もの」などにすっかり弱くなってしまった筆者には非常に心に刺さるものが多かったように思う。

 

キャラクター

本項では、ゼノブレイド2のキャラクターについて記載していこう。
なお、一部ゲームシステムに関する内容も記載している。

 

レックス

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レックス

主人公であるレックスは非常にまっすぐで熱血だ。
レックスは常に前を向き、誰よりも先頭を走り続けパーティーの皆を引っ張て行く姿はまだ子供とは言え非常に頼もしい。

レックスの主人公像は近年の傾向も鑑みて設定されているようだ。
言い過ぎかもしれないが、近年の主人公に対してのアンチテーゼのようにも感じる。
主人公像としては古風なのかもしれないが、近年では確かに見なくなってしまった主人公のタイプでもあるのでは無いだろうか。

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ピンチでも女の子の前で余裕ぶって見せる表情は作り込みを感じさせる

レックスは下野紘さんが声を担当している。
下野さんの演じるレックスは非常に素晴らしかった。
特に力強くシャウト系のセリフには感情がこもっており思わず涙してしまった…。
他にもニアとのふざけ合ってる感じの仲の良さが伝わってくる演技なども印象的だ。
筆者としては下野紘さんと言えば「神のみぞ知るセカイ」の主人公・桂木桂馬を演じていた事が最も印象深い。
初めて名前をちゃんと知ったのはPS2にて発売された「ARIA The NATURAL 〜遠い記憶のミラージュ〜」では無いかと思う。

ホムラ

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ホムラ

ホムラは本作のヒロインの1人だ。
ホムラは”天の聖杯”と呼ばれる非常に特殊なブレイドである。

ホムラは基本的におとなしく、誰に対しても優しく少々頼りない印象はあるが芯の部分は強く非常にしっかりしている印象だ。
彼女は母性を体現したような存在であり、他者に対して常に優しく接する。
筆者の受け取り方は…という前置きは入れておくが、ホムラはレックスの事を「年下の男の子」として接しているように感じた。
主人公レックスを「恋愛対象として意識しすぎていない感」がむしろ筆者には好感が持てたポイントだ。

彼女には後述するもう1つの人格”ヒカリ”が存在する。
ゼノシリーズにおいて”母性”や”複数の人格”というキーワードとなるとゼノギアスにおける”エレハイムとミャン”(複数の人格であれば他にも”臆病者とイドとフェイ”)を思い出す人も多いかも知れない。
だが安心して欲しい。本作におけるホムラとヒカリは非常に仲が良いのだ。

ホムラの戦闘時の能力的には火力特化型で、その瞬間火力はヒカリを上回る。
ヒカリからホムラへとスイッチした際に「ここは加減が必要です」などと言う割に彼女自身は加減を知らないのである。
キズナが育てばブレイドコンボでカンストダメージを叩き出すなど恐ろしい女の子になるのだが、逆に火力が上がりすぎてヘイトを奪ってしまう事も多いため注意した方が良いだろう。

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ホムラは少し頼りない優しいお姉ちゃんだ

ホムラは下地紫野さんが声を担当している。
筆者が下地紫野さんという声優を知ったのはアイドルマスターシンデレラガールズにおける中野有香だ。非常に透明感のある王道ヒロインの声質が印象的であった。
また、中野有香のシングル曲(いわゆるキャラソン)も好きだったので筆者はCDまで購入したほどだ。
ファミ通のインタビューやサウンドトラック付属のブックレットによると、ゼノブレイド2においては当初はカットシーンのセリフの時間を計るために起用されており、そのまま製品においてもホムラ・ヒカリを演じる事となったようだ。

ちなみにグッドスマイルカンパニーよりフィギュアが発売される。
(筆者は既に予約済みだ)

 

ヒカリ

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ヒカリ

ヒカリは本作におけるもう一人のヒロインだ。前述のとおりホムラの別人格である。

筆者は任天堂公式のゼノブレイド2 Directにてヒカリを見たときに「きっとホムラとは正反対のキャラクターなのだろうな」と予想していた。
つまり「優しいが少々頼りないホムラ」の反対「厳しくバリバリと仕事をこなす事ができるキャリアウーマン的な存在」がヒカリになるのだと思っていたのだ(予想していたのはゼノブレイド2内のベンケイのような性格が最も近い)。
だが、実際にプレイしてみると…なんと可愛らしいキャラクターであることか。
端的な表現をしてしまえば”ツンデレ”に相当する性格をしており、キリッっとカッコよく登場したかと思えば、すぐにポンコツな一面や少々ガサツな一面が判明したりと非常に可愛らしい事がよくわかる。

能力的にはアーツリキャスト関連の能力が揃っており、終盤頃までの心強い存在になってくれる事だろう。
しかし、各国の発展度が向上して上質なポーチアイテムが登場し始めると、ポーチアイテムだけでアーツのリキャストに困らなくなってしまうため、数少ない光属性のブレイドとして起用する側面が強くなるだろう。

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ヒカリはツンデレでややポンコツな所があり可愛らしい

ヒカリはホムラ同様に下地紫野さんが声を担当している。
こちらは演じ分けが非常に丁寧だ。
ホムラがとくかく人当たりが優しい喋り方であるのに対して、ヒカリはかなり自信家な喋り方である事が演技からも良く表現されている。

ちなみにグッドスマイルカンパニーよりフィギュアが発売される。
(筆者はこちらも既に予約済みだ)

 

ニア

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ニア

ニアは本作における更にもう一人のヒロインと言っても良いだろう。
彼女の存在なくしてゼノブレイド2は語る事はできない。

ニアはパーティーメンバー内において基本的にはツッコミをする役回りであり、少々生意気で口は悪いのだが、言葉のチョイスやコロコロ変わる表情、良く動く可愛らしいケモノ耳など非常に可愛らしい面も多い。

ニアも他のキャラクター同様にレックス達に隠している事があるのだが、それを知る時には彼女の事が心から愛しい存在になっているだろう。

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ニアは生意気な所もあるが根は素直で良い子だ

ニアは大和田仁美さんが声を担当している。
大和田仁美さんの演じるニアは実に生き生きとしている。
コミカルなシーンでみせる切れ味鋭いツッコミ。
シリアスなシーンの落ち着いたトーン。
どれも印象深いのだが、それはやはり大和田さんの演技あってこそであったと思う。
ファミ通のインタビューやサウンドトラック付属のブックレットによるとホムラを演じる下地さん同様にカットシーンの時間を計るために起用されており、そのまま製品においてもニアを演じる事となったようだ。

 

トラ / ハナ

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トラとハナ

トラはゼノブレイドシリーズではお馴染みのノポン族の少年だ。
トラと言う名前のノポンはゼノブレイドクロスにおいても登場しているのだが恐らくは全くの別人だ。
彼は少々(いや、かなり?)変態的な趣向はあるものの、ノポン族らしくマイペースでワガママだが、メンバーのムードメーカーと言うのが最も適切では無いだろうか。

トラの声は野中藍さんが担当している。
ノポン族特有の憎めないキャラクターになっているのは、野中さんの声質のおかげである事も影響しているのでは無いだろうか。
筆者もゼノブレイド公式Twitterにてトラの声優が野中さんだと公表された際にはピッタリだと思ったものだ。

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ハナ

人口ブレイドであるハナは、トラ(とその父と祖父)がドライバーに憧れた結果に誕生した機械仕掛けのブレイドだ。
仲間達に対しては非常に優しく接するのだが、トラの事を「ご主人」とは呼ぶものの基本的に扱いはぞんざいである。
また、そんな扱いに対してツッコミを入れるトラとのやり取りは微笑ましい。

ハナの声は久野美咲さんが担当している。
物語後半でレックスに対して発した優しく叱咤するセリフやエンディングのやりとりには思わず涙が出てしまった。
久野さんと言うと舌足らずなロリ系を演じる事が多いかと思うが、あの舌足らずな感じがあるからこそトラの事をぞんざいに扱っても悪い子では無いと感じるのでは無いかと思う。

 

メレフ / カグツチ

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メレフとカグツチ

メレフはスペルビア帝国の特別執権官と言う肩書を持つと同時に帝国最強のドライバーだ。

筆者は当初、メレフは中盤に立ちはだかるハードルとしての存在なのでは無いかと思っていたため、想像よりも早く仲間なった印象だ。
メンバーの中では最も常識的な人物だ。

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カグツチ

カグツチはメレフのブレイドであり、メレフ同様に非常に常識的な人物である。…料理の知識は皆無のようだが。
カグツチはこの物語において多くのブレイドがどのような事を考えて生きているのかを示してくれる(代弁してくれる)存在でもある。

 

ジーク / サイカ

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ジークとサイカ

ジークは基本的にコミカルなキャラクターだが、シリアスなシーンで見せるギャップはズルいほどにカッコいい。
ふざけているように見えて、本当は強くて頼りになる兄ちゃん的な存在だ。
そんなのカッコよくない訳がない。

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イカ

イカジークのブレイドであり、基本的にはジークに対してツコッミを入れる役回りが多い。
とは言え、サイカジークに対してかなりの好意を持っているのがわかる。
そうであるが故に彼女も一歩間違えればイーラのような存在になってしまったのでは無いかと筆者はつい想像してしまう(これは他のキャラクターにも同様に言える事だ)。

筆者がジークとサイカの二人の関係性で最もグッとくるのは一見ジークがふざけておりサイカがしっかりしているように見えるが、本質的にはジークの方がどっしりと構えて頼りになる存在である点だ。

 

セイリュウ 
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セイリュウ

セイリュウの立場も非常に懐かしいものを感じた。
筆者が小学生の頃に見ていたアニメなどでは、セイリュウのようなアドバイスや諭す年長者タイプのキャラクターがいた気がするのだ(作品など具体的に出てこなくて恐縮だが)。

セイリュウ千葉繁さんが声を担当している。
千葉繁さんは本作品の音響監督も務めた

 

システム

本項ではゼノブレイド2のシステムに関して記載していこう。

 

バトル

ゼノブレイド2のバトルシステムは筆者がプレイしたゲームの中でも間違いなくトップクラスのシステムであると断言して良い。

詳細は後述するとして、ゼノブレイド2のバトルの欠点について最初に書いておこう。
それは”難解(万人向けではない)”という点だ。
これは野球と言うスポーツが世界で流行しにくい現象と似ていると筆者は思っている。
野球は得点できるまでのシーケンスがサッカーなどと比べて明らかに難解だ。
「なぜ1塁に向かうのか」「なぜゴロを処理してアウトにできるのか」など楽しむのに必要不可欠となるルール自体を理解するのに一定の教養・知性あるいは知識を要求される。これは理解できるから凄い/偉いといった類いの話ではなく、「遊びの楽しさを理解できる領域(奥深さ)に到達しにくい」という事なのだ。

ではなぜ難解に感じるのかであるが、単純な要素の多さ以外にもチュートリアルにいささか問題があったように思う。
具体的には「戦力が整っていないのに戦術・戦略を教えすぎ」なのだ。
筆者も同様だったのだが、ブレイドコンボやドライバーコンボのチュートリアルが登場したタイミングではパーティーメンバーの戦力が全く整っていなかったため、それらを狙って発動させる事が難しい。
チュートリアルで説明された内容が通常バトルで簡単に再現できない状態では「バトルシステムが難しい」と感じてしまっても仕方ないように思う。
一応、レベルデザインとして「序盤はアーツや必殺技」「中盤以降は必殺技やブレイドコンボ」で倒す事が想定された体力設定になっているようには感じるが、チュートリアルの仕組み、あるいはタイミングはもう少し検討した方が良かったのでは無いだろうか。

なお、チュートリアルに関してはゼノブレイド2の公式から一覧が公開されている。
使いこなせていないと感じた場合には再確認してみると良いだろう。
・チュートリアル1(バトル関連)

・チュートリアル2(装備やキャラクター強化など)

・チュートリアル3(探索など)

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美しくデザインされたバトル

ゼノブレイド2のバトルを端的に表現すれば「ぷよぷよ式」だ。
ぷよぷよ”は相手を倒すために連鎖を仕込む。そしてその連鎖が多ければ多いほど強力だ。ゼノブレイド2のバトルシステムに関してもコレと共通項が多い。
"ぷよぷよ"の連鎖させるための事前準備(積み上げ)がゼノブレイド2における「ブレイドコンボ」と呼ばれるシステムによって属性玉を作り上げる工程と同様と言える。
また、積み上げた連鎖を発火させる方法はゼノブレイド2においては「チェインアタック」に相当するのだ。

では、”ぷよぷよ”のような「積み上げていく事へのリスク」は存在するのかという点だが、それも存在している。
リスクの1つ目は発火の役割を担うチェインアタックがパーティゲージを全消費してしまう事だ。
パーティゲージはHPが0になったキャラクターを復帰させる際にも使用するのだが、このゲージをMAXまで溜めた状態から全て消費する事で発動させる必要がある。つまり、チェインアタックで仕留め切れない状況にでもなれば途端に大ピンチになるのだ。
リスクの2つ目は敵へのダメージ量だ。
強力なユニークモンスターなどは体力が減る事で強力な攻撃を放つようになったりするのだが、連鎖の仕込みを行うためには威力の高いブレイドコンボを決めていかなければならない。
つまり、連鎖を仕込めば仕込むほどに敵が強力な攻撃を発動してくるリスクがあるのだ。
いかに迅速に仕込み、敵の強力な一撃を受けずに発火させるかも重要な要素となっている。

一般的にJRPGと呼ばれるゲームで多い「レベルを上げて(装備を整えて)殴る」構図はシンプルかつ確実性の高い楽しさを生み出す一方で、バトルが予定調和の単純作業と化し飽きが生まれやすい。
本作のバトルが飽きにくい所以はこの”ぷよぷよ”のようなパズルゲームとの類似性があるであるからでは無いかと思う。

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バトルデザインは美しく、隙を生じぬ四段構えだ

本作のバトルシステムの要素の関係性を簡潔に図にすると上図のようになる。
オートアタックはアーツを。
同様にアーツは必殺技を。
必殺技はブレイドコンボを。
ブレイドコンボはチェインアタックを。
…と全ての要素が1つのラインで美しく繋がっている。
これについても説明していこう。

過去作のゼノブレイドシリーズのバトルシステムにおいてはオートアタックとアーツによって戦術を組み立てるものとなっていた。
本作、ゼノブレイド2においてはこの部分においても非常に良く改良が行われているのだ。

オートアタックとはいわゆる通常攻撃であり、戦闘中に何もしていない時に発生する威力が低めの攻撃の事だ。
対してアーツは技のようなもので、発動させる事でオートアタックよりも大きなダメージやバフ・デバフ、回復を行うものとなっている。
アーツは連続で使用する事はできず、リキャストと呼称される再チャージ完了まで再発動はできない。

ゼノブレイドゼノブレイドクロスにおけるアーツのリキャストは時間経過により発動可能となっていた(過去作を既プレイの方にはモヤモヤする表現になって申し訳ないのだが文字数の関係から詳細は割愛する)。
これは捉え方を変えるとオートアタックとアーツがそれぞれ独立あるいは競合した機能となっている事を意味している。

しかし、本作ではオートアタックとアーツの関係性の変更が行われ、非常にエレガントなバトルデザインへと昇華している。
まず、本作においてのアーツが時間経過ではなく「オートアタックを当てる事でアーツを使用できる」ように変更されている。
これにより独立・競合した機能となっていたオートアタックとアーツの関係性が直列的な共生関係を持ったシステムになったのは大きいポイントだろう。
更に、アーツを使用する事で「必殺技が使用できる」ようになっている二段構え。
更に更に、必殺技を繋げる事で強力なコンボとなる「ブレイドコンボ」というシステムによる三段構え…。
更に更に更に、ブレイドコンボを積み上げた所で前述した”ぷよぷよ式”の連鎖発火を行う「チェインアタック」の隙を生じぬ四段構えなのだ。

その他の紹介していないドライバーコンボやブレイドスイッチ、キャンセルなどのシステムも全て独立・乖離・競合する事はなく非常に綺麗にバトルシステムと言うテーブルの上に並べられている。

一見、要素が多いため理解しがたいゴチャゴチャしたものに見えるかも知れないが、これほどの美しいバトルデザインとなっている事には驚くほかない。

 

必殺技
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必殺技を発動させると「ボタンチャレンジ」が発生する

前述のとおり、必殺技はアーツを発動させる事によって溜めたゲージを消費する事で発動する。必殺技は最大で4レベルまでチャージする事が可能だ。チャージしたレベルに応じて必殺技も変化する。

必殺技を発動させると「ボタンチャレンジ」と呼ばれるQTEライクなボタン操作を要求される。
ゼノブレイドシリーズ…特にゼノブレイド2においては地味ではあるが欠かせない要素の1つとなっている。

ではなぜそう感じたのかについて説明しよう。
この必殺技の発動中はドライバーはブレイドに武器を渡している。そのため、攻撃が行えない状態だ。
そんな中で本作におけるQTEライクなボタンチャレンジと言う要素が無かった時の事を想像してみて欲しい。
ボタンチャレンジが無いと必殺技発動中はユーザーは手持ち無沙汰となりやるべき事が何もなくなってしまうのだ。つまり、戦闘中にも関わらずただただ映像を観るのみとなり、必殺技の時間が終わるのを待つしかないのだ。
かつてPS時代などのファイナルファンタジーでは召喚獣カットシーンが余りにも長く、ただ観るだけの戦闘となりプレイのテンポを著しく落としてしまっていた時期があった。
時間換算からすればゼノブレイド2においてはそこまでのテンポの悪さにならないにしろ、必殺技の発動中にボタンチャレンジ(QTE)が無ければゲームのテンポが削がれていた事は疑いようのない事実だろう。

また、本作のボタンチャレンジは「成功する事でメリットを得るタイプ」のシステムである事も上手に活用できていると感じられるポイントだ。
使用方法で最も批判が多いと思われる「QTEの失敗が即ゲームオーバー」が代表的なように「失敗する事でデメリットが発生するタイプ」はハッキリ言って余り良い使用例では無いだろう。

必殺技にて押す事になるボタンもBボタン固定となっているのも非常に良い選択であると感じる。
戦闘中のような集中しているタイミングでQTEの指定ボタンが可変(押すボタンが毎回違う)となるようなデザインはよろしく無いと思うのだ。
ユーザーは、戦闘中であれば戦闘に、カットシーンであればカットシーンに集中したいハズだ(ゼノブレイドシリーズにはカットシーン中のQTEは無いが)。
そこに押すボタンが毎回違うような過度なQTEを導入してしまうと、戦闘やカットシーンではなくQTEに注意が向いてしまう。これでは本末転倒だ。

QTEと言えば近年では一般的に”悪しき遺産”として語られる事が多いように思うが、それは使い方の問題だと筆者は考えている。
ゼノブレイド2におけるQTEの使用方法は参考になる所が多いのでは無いだろうか。

 

ブレイドコンボ
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ブレイドコンボ

ブレイドコンボはブレイドの必殺技を属性によって繋げていき、3回繋げられるとブレイドコンボのフィニッシュとなる。
フィニッシュ時にはブレイドのカットインがカッコよく入り、またそれによって達成感を感じさせてくれる。しかも、チェインアタックで大活躍してくれる属性玉のおまけ付きだ。
カットイン中は味方が無敵となるため、緊急防御としても使用するケースが出てくるだろう。また、前述同様にボタンチャレンジもあるため、カットインの必殺技シーンとは言え観てるだけにならないものテンポが崩れない。

ブレイドコンボは一番最初に発動させた必殺技の属性によって繋がる属性が異なるため、戦力の整っていない序盤~中盤までは安定して出せるブレイドコンボのトリガー属性を覚えておくと良いだろう。

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ブレイドコンボの仕組みは単純だが、GUIからはシステムを理解しにくい

ブレイドコンボを3回繋げると敵に対して追加のデバフ効果を与える事ができる。
例えば上図にあるような「ブレイド封鎖封印」や「キズナダウン封印」、他にも「悪臭封印」「ブロー封印」などなど。
厄介な特殊攻撃を使用する相手にはブレイドコンボによって抑え込むと良いだろう。

しかし、ここには問題点があるように感じる。
なぜならばGUIから次に何をすればブレイドコンボが繋がるのかがわかりにくいのだ。
攻略記事では無いためブレイドコンボの決め方はここでは説明しないが、GUIではアニメーション(最低限で矢印表記や点滅)などで次に何をすればブレイドコンボが成立するのかわかるように表記するべきではないだろうか。
※黄金の国イーラ編では、システム自体に変更があるがアニメーションによってわかりやすく再構築されている。

システムを理解してしまえば、このGUIも機能として十分に満足いくようにデザインされている事はわかる。
しかし、逆の視点として「システムを理解するためのGUI」として見た場合は少々混乱を招くようなデザインになっているように感じるのだ。

ゼノブレイド2に限った話ではないが、情報量の多いシステムにおいては画面がゴチャゴチャしやすく、またそれを解消しようとシンプルにすると直感性が薄れるというダブルバインドが発生しやすい。
一度理解してしまえば不便に感じる事は無くプレイフィールに大きな影響を及ぼすものでは無いとは言え、もう少し工夫が欲しかった所だ。

 

チェインアタック

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チェインアタック

連鎖を発火させるチェインアタックでは、ブレイドコンボによって積み上げた属性玉を割っていく事になる。
属性玉は通常3回攻撃をヒットさせると割れるのだが、弱点属性(炎の属性玉なら水属性)で攻撃させると2回分ヒット相当のダメージとなり簡単に割る事が可能となる。
また属性玉が複数存在した場合、通常ではランダムにヒットするためどの属性玉に当たるかわからない。しかし、属性玉の弱点属性で攻撃した場合には必ず弱点の属性玉にヒットする。こうした仕組みを知っておくと大量の属性玉があっても効率的にチェインアタックで連鎖を行えるだろう。

バトルにおいてはこのチェインアタックが最も重要だ。
特に高レベルな格上の相手と対峙する場合には必須とも言える。
高レベルの相手の場合には体力の低下に応じて非常に強力な攻撃を放ってくるケースが多くなる。そうなるとこちらの回復ペースが崩され戦力がジリ貧になりやすくなるのだ。そのため、敵の体力が大きく下がりきる前に多くの属性玉を仕込み、そしてチェインアタックにより発火させ、強力な攻撃が放たれる前に敵を始末するのだ。
大量の属性玉を仕込みチェインアタックも成功すれば自分よりも格上の相手であっても勝つ事が十分に可能だ。
画像のように表示上のカンストまでダメージを与える事だってできる。

ブレイドコンボで仕込んだものが絶大な威力になって表れるため非常に爽快でハイな気分にさせてくれる最高の攻撃方法となるのだが、戦力の整っていない序盤のうちは属性玉を割るだけでも苦労するため発動したは良いが削りきれずに逆に返り討ちにあう事も多い。
戦力が整ってきた段階で積極的に使用する事をオススメする。

前述しているが、パーティゲージを全消費してしまうリスク、連鎖の仕込みによって敵が強力な攻撃を放つようになるリスクがあるため、リスクとリターン(味方と敵の状況)を考えて使用しよう。

 

ドライバーコンボ

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敵の物理的な状態を変化させるドライバーコンボ

ドライバーコンボはブレイドの能力(属性)ではなく、ドライバー自身の技によって繋げるコンボだ。
ゼノブレイドシリーズの過去作をプレイしているのであれば「崩し⇒転倒」などと表現すればピンと来るだろう。
本作では「ブレイク(崩し)⇒ダウン(転倒)⇒ライジング(打ち上げ)⇒スマッシュ(叩きつけ)」の順番に行う事が出来るようになっている。
ドライバーコンボはブレイドコンボとは異なり、最終であるスマッシュまで無理に繋げる必要はない。戦況に応じて使用するのが良いだろう。
特にドライバーコンボはブレイクがトリガーとなるため、ブレイクを使えるメンバーを複数名用意したり、ブレイク抵抗を下げる装備をしたりすると安定しやすい。
また、ブレイクが通用する敵であればメンバー構成次第でブレイクとダウンを繰り返し発動させ、敵に何もさせないと言う戦術も可能である。
しかし注意点として、ブレイクが無効となる敵やブレイク抵抗が高い敵も多いため万能と言う訳ではない。
ドライバーコンボは基本的にプレイヤー1人だけでは狙って発動させるのは無理がある事が多い。
しかし、味方AIも賢いため状況に応じてドライバーコンボなどなど決めてくれるため仲間を信じて・息を合わせて戦う事が多くなる。
これによってプレイヤーはより仲間との一体感を得る事ができる。

なお、ドライバーコンボとは少々異なるが「ノックバック」「ブロー」と言ったリアクション攻撃も存在する。
敵を高所から落とす事にも使用できるが、これらの攻撃はブレイドコンボと比較すると、よりアドリブ性の高い瞬発力を求められる使い方もできるのが特徴だ。
例えば敵が強力な攻撃の表示・予備動作をした際がわかりやすい。
「ブレイク」や「ダウン」、「ノックバック」と言った攻撃を行うことで敵の攻撃をキャンセルさせる事ができるのだ。
必ず成功するとは限らないが「ヤバい!!」と感じた際に防御行動として行う場合も多いだろう。

 

フュージョンコンボ

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ブレイドコンボxドライバーコンボがフュージョンコンボだ

フュージョンコンボは前述したブレイドコンボとドライバーコンボの両方を発生させた際に発動するものとなる。
発生した・させた際の効果としては「威力アップ」や「ブレイドコンボの時間延長」などがある。
一見、難しいのだがブレイドコンボやドライバーコンボの仕組みがわかってくれば、問題なく発動できる。

筆者がゼノブレイド2 Directを観た際、フュージョンコンボを決めた際に差し込まれる専用のカットインがゲームプレイのテンポの妨げにならないかと少々心配であった。
しかし、実際にプレイしてみるとこのカットインが戦闘のメリハリとなり心地良い達成感があり非常に爽快であった。

 

ロール

ゼノブレイド2のブレイドにはロール(役割)が存在する。
ロールは攻撃、回復、盾の3パターンだ。
ドライバーはブレイドのロールによって能力補正を受けたり、戦闘の役割を変更する事が可能だ。
また、同じロールのブレイドであっても、ブレイド毎に属性や特殊スキルが異なるため、自分好みの戦法や戦術・戦略を見つけ出す工程も非常に楽しい。
様々なビルドを考えているだけでも筆者は楽しむ事ができた。

 

ブレイド

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コアクリスタルから同調して誕生するブレイド

本作ではブレイドと言う存在とコアクリスタルと同調する事によって仲間にする事ができる。言ってみれば「ガチャ」のようなものなのだが。
コアクリスタルは宝箱であったり、敵がドロップしたり…あるいはイベントで入手できるものもある。

ブレイドにはコモンと呼ばれるものと、著名なイラストレーターによって書き下ろされたデザインを3Dモデル化したレアと呼ばれるものが存在する。
コモンブレイドは見た目は少々地味ではあるのだが、属性や能力値、キズナリング(スキルと思って良い)などはランダムで設定されるので、場合によっては大化けするコモンも出てくる。
レアブレイドモデリングは非常に丁寧であり、各イラストレーターの特徴がそのまま3Dモデルになっている。
また、大きな特徴として専用のサブイベントが設けられているのも重要なポイントだ。
ただでさえ常軌を逸したような物量を誇る作品であるのだが、こう言ったサブイベントが用意されている事も驚くばかりだ。
サブイベントは主にそのレアブレイドの一面を知る事ができる内容となっており、序盤から簡単にクリアできるようなものは無い。ゆっくりと進める事となるだろう。

少々脱線してしまうのだが、ここからは筆者のお気に入りのレアブレイドの一部ではあるが紹介させて欲しい。

KOS-MOS Re: / T-elos Re:
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KOS-MOS Re: / T-elos Re:

これは最早言わずもがなだろう。
ゼノサーガシリーズのKOS-MOST-elosだ。
キャラデザはKOS-MOS Re:を田中久仁彦さん、T-elos Re:をCHOCOさんが担当している。このチョイスだけでもファンにはたまらないだろう。
声は(当然かも知れないが)鈴木麻里子さんが担当している。

性能は非常に高く、また扱いやすい。
KOS-MOSはリキャストアップによるアーツ発動効率の上昇に加え、必殺技レベル2では範囲攻撃しつつパーティー全体回復の効力もあるため万能だ。
T-elosは火力に特化しており、敵を倒したり味方が倒されたりすると火力がどんどん上がっていく。ヘイト管理は大変だが非常に強力だ。

単純に考えればファンサービスではあるのだが、本作で明かされる事実から考察すると決してファンサービスと言うだけでは無いのではないかと感じてしまう所もある。

なお、両者を仲間にした状態でとあるクエストを行う事で両者のちょっとした掛け合いを観る事ができる。

 

カサネ

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カサネ

カサネは非常に前向きで明るい女の子ブレイドだ。
キャラデザは”しらび”さんが担当している。
声は水瀬いのりさんが担当している。

詳細はカサネのブレイドエストでわかるが、彼女は簡単に書けば「コナン体質」だ。
彼女がいる事で周囲に災いが発生するのだが、彼女がそれを解決していこうとする。
そのどこまでもポジティブな性格は魅力的だ。

能力的には防御ロールのお手本のようなヘイトを強力に奪うものや正面特効などがある。
また、クリティカル発生時に与ダメージの一定量がHP回復になる非常に有用な特性もあるのだが、武器のハンマーはクリティカル率が低く恩恵が若干薄い点は注意が必要だ。

 

ヴァサラ

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ヴァサラ

ヴァサラは和風な雰囲気を持つ、弱きを助け強きを挫く信念を持ったブレイドだ。
キャラデザは鈴木康士さんが担当している。
声はKENNさんが担当している。

能力としては少々扱いにくく、ヒト型(亜人含む)の敵への即死効果や戦闘中に敵を倒す事で与ダメージがアップするなどはあるものの、どれも汎用性は余り高くない。
状況に応じて、あるいはメンバーのブレイドの属性やアーツを考慮して選出する事になるだろう。

ヴァサラが何よりもカッコいいポイントはそのセリフだ。
自分が刀を使用する事とかけた「我が道を切り開く!!」や防御(ヘイトを奪う)ロールである事とかけた「全ての悪意は我が頂く!!」といったセリフが聴いていて実に頼もしくカッコいい。

 

ヤエギリ

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ヤエギリ

ヤエギリは戦う事しか頭に無い戦闘狂だ。
キャラデザは岩本稔さんが担当している。
声は竹達彩奈さんが担当している。

ヤエギリの能力は戦闘狂だけあり非常に高く、また扱いやすいものがそろっている。
リキャストアップによりアーツの回転率を高め、会心アップも斧との相性が良い。
また、対格上・対ボス/ユニークでダメージが上がるなど強敵キラーだが、火力の出過ぎでヘイト管理が難しくなる危険はあるので注意したい。

彼女もセリフがカッコいい。
ボスやネームド相手時にヤエギリへとブレイドスイッチを行うと「楽しい!!楽しいぞぉ!!!」と言ったり、ブレイドコンボ時には「これを耐えたら誉めてあげる!」と自信満々なセリフを言う。
その能力も相まって頼もしさは随一だ。

シュルク / フィオルン

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シュルクとフィオルン

ご存知の方も多いだろうがシュルクとフィオルンは前作の主人公とヒロインだ。
キャラデザは田中久仁彦さんが担当している。
シュルクの声は浅沼晋太郎さん、フィオルンは中尾衣里さんが担当している。

KOS-MOS Re:とT-elos Re:はブレイドとして参戦しているが、シュルクとフィオルンは本人としての登場となる。

シュルクの戦闘能力はチーム全体へのバフが主体となっており非常に強力だ。
また、代名詞とも言える「未来視」も専用にシステムに組み込まれているため必見だ。
必殺技のレベル1はチャレンジバトルでお世話になる事が多いだろう。

フィオルンは基本的に回復タイプなのだが、原作同様の脳筋気質でアタッカーとしても結構な性能を持っている。
しかし、強豪ブレイドひしめく風属性であるためパーティーのバランスを考えて入れる事になるだろう。

考え過ぎの可能性は否めないが、シュルクのスキル「未来視」ではゼノブレイドゼノブレイド2の世界の違いについても感じさせる。
ゼノブレイドの場合、シュルクが未来視で観た未来は確定された未来だった。
これは例えば、未来視で見た敵の攻撃は防ぐなり、避けるなりするしか無いのが基本であったのだ。つまり、必ず来る攻撃に対して対処する形だ。
しかし、ゼノブレイド2の世界で見るシュルクの未来視はケースによっては発生することすら無い不確定な未来となる。
こちらは、ノックバックやブレイクによって比較的簡単に攻撃の発生そのものを防ぐ事ができるのだ。つまり、そもそもそんな未来が起こさない事もできるのだ。
このような要素からも前作ゼノブレイドの世界が「可能性の閉じた(収束した)世界」であると改めて感じる事もできるのでは無いだろうか。

 

エルマ

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エルマ

ゼノブレイドクロスの実質的な主人公であるエルマさんも参戦している。
キャラデザは田中久仁彦さんが担当している。
声は桑島法子さんが担当している。

このエルマに関してもシュルク達同様に本人としての登場となる。
キャラが濃いメンバーの中にあって、エルマのような非常に頼りになる大人のお姉さんタイプの存在は貴重だ。

エルマの能力において最も特筆すべきなのは「オーバークロックギア」だ。
オーバークロックギアはゼノブレイドクロスにおいて最もお世話になったバトルのシステムなのだが、エルマが戦闘に参加していれば発動可能となる。
オーバークロックギアを発動すると本家ライクなGUIが表示され、本家と同様に攻撃のヒット数に応じて総合的な攻撃力(威力や回転率など)がグングン上昇していく。
更にここで最も嬉しいのは原作同様にBGMが「Wir fliegen」に切り替わる点だ。
処刑用BGMとも言えるこのBGMがゼノブレイド2でも聴けるのは最高に楽しい。
しかし、時間によるリキャストでないため本家ほどアーツを高速に放ち続ける事はできず、またアーツの役割もゼノブレイド2とゼノブレイドクロスでは異なるため、特有の爽快感までは若干再現できていないのは惜しい所だ。

また、エルマとはゼノブレイド2世界で戦闘を行う事になるのだが、対エルマ戦ではゼノブレイドクロスのユニーク(オーバード)戦BGMである「Uncontrollable」が流れる点も忘れてはならない。

 

キズナトーク

ゼノブレイドシリーズ恒例の要素だ。
パーティメンバーによるキズナトークはもちろん、全レアブレイドでも専用に用意されている。
更に今作ではキズナトークはフルボイスとなっておりボリューム感は恐ろしい。

今作のキズナトークでは登場する選択肢に正解と不正解は無く、会話の内容に変化が生まれるのみとなっている。
イベントやブレイドエストなどとは異なり、後から見返す事が出来ないのは少々不便な仕様にも思える。どちらも正解であるなら後から見返せない事が不便に感じるのは尚更だ。

また、ボイスを付けるようにしたのであれば是非とも会話のオート送り機能も実装して欲しかった所だ。

 

マップ

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フィールドデザインとマッチしないマップ

本作においてマップは最も残念な仕様だ。

例えば上図はグーラのマップの右半身だ。
グーラには右半身から左半身へと繋がる道が存在しているのだが、このマップを見ただけでは右半身のどこが左半身へと繋がっているのか読み解けない。
実際のプレイでもこのマップと同様にセパレートされたフィールドなのであれば話は違うがゼノブレイド2においては1フィールドは全てシームレスだ。
こうなると自分がいるポイントが右半身で、行きたいポイントが左半身であった場合に(左半身マップに自分の位置は表示されないため)位置関係が適切に参照しにくく、土地勘が無い状態では迷子になる事は避けられない。

また、ゼノブレイドシリーズは総じて縦横だけでなく高低差や上下に重なったフィールドが特徴となっている。しかし、本作のマップの仕様ではそれらが繋がりをもって理解しにくい。
一般的な3Dゲームであれば同様のマップ構成であっても気にならないのではと感じるのだが、ゼノブレイド2ほど高低差や上下に重なった入り組んだ地形の密度が濃い場合には航空写真ベースのような見下ろし型のマップではどこの道がどこの道の下をくぐっているのかなど詳細な座標関係がわからないため痒い所に手が届かないのだ。

アップデートによってマップの利便性は向上したものの、マップそのものの機能性自体が向上した訳では無いため、土地勘を得るまでは少々大変だ。
マップは本作にマッチした表現方法を設計してもらいたい限りだ。

しかしながら、本作はオープンワールドと謳ったゲームではないとは言え、この規模でもファストトラベルが5秒程度となっており、この規模のゲームで考えれば圧倒的な速度を誇っている点は素晴らしい事だろう。
とは言え、フィールドのテクスチャーの描画が読み込み切っていない状態で開始されるため、描画が全て完了するのは10秒程度だろうか。
これは映像面よりも操作の待ち時間が発生しないようにしたトレードオフと思われる。

なお、DLC「黄金の国イーラ」においてはマップの仕様が変更されており、マップ間の繋がりが把握しやすいように改善されている。
しかし、上下の重なりまでは把握できないままだ。

 

アドバンスドニューゲーム

アドバンストニューゲームは無料のアップデートにより追加されたモードで、いわゆる”2週目”だ。

アドバンスドニューゲームで遊ぶためにはラスボス戦をクリアした状態のデータが必要となる。
アドバンスドニューゲームでは仲間にならなかったブレイドが仲間になるほか、とあるブレイドのレベル4必殺技が解禁される。アイテムも一部のイベントアイテムを除けば全て持ち越し可能だ。

その他にも宿屋にてレベルダウンを行えるようになるなど面白い要素もある。
ただ、筆者としてはレベルダウンは十分に嬉しいのだが、それと並行して敵の強化(特に体力強化)も実施して欲しかった所だ。
キズナリングのキズナギフト(スキル)が十分に解放されてしまっていると、レベルダウンをしても火力が出てしまうためやはり少々物足りない。
そのように感じる筆者のようなプレイヤーには「難易度調整機能」も存在している。
単純に高難度である"極"を選択する事も可能であるし、難易度を”カスタム”にすれば自分好みの戦闘バランスにする事も可能であったりと痒い所に手が届いている。

なお、これからアドバンスドニューゲームを始める方で新たに仲間になるブレイドを早々に出現させたい場合にはアドバンスドニューゲームを始める前にコアクリスタル(特にエピックやレア)を十分な数を揃えておくと良いだろう。

 

チャレンジバトル

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チャレンジバトルは濃密でやり応え抜群だ

チャレンジバトルはDLCの追加要素として配信された新モードだ。
遊ぶためにはストーリーをある程度は進めておく必要がある。

本作でもっとエクストリームなバトルをご所望の筆者のようなプレイヤーには待望の追加要素の1つだ。
実際にプレイしてみると、その難易度バランスは絶妙だ。
決してゴリ押しでは勝てないようになっており、きちんと味方と敵のマネージメントや特徴を把握しなくてはならないようになっている。
高難易度では戦闘のバランスをパーティーゲージ減少技や即死技に頼りがちに感じなくも無いが、敵が放つ即死級の危険な技をブレイドコンボフィニッシュやレベル4必殺技、チェインアタック、リアクション攻撃などで凌いでいくアドリブ性は非常にやりがいを感じる。
敵の体力もかなり多く設定されており、簡単には死なないようになっているのも非常に嬉しい限りだ。

そして何よりもリワードとしてゼノブレイドシュルクとフィオルン、そしてゼノブレイドクロスのエルマがブレイド的な役割で仲間になってくれるのは最高のご褒美だろう。
筆者が何より驚いたのがシュルクやフィオルン、エルマ的なブレイドなのでは無く、ゼノブレイドシュルクとフィオルン、ゼノブレイドクロスのエルマとして登場している点だ。
ただのファンサービスかも知れないが、考察してみても面白い要素だ。

 

黄金の国イーラ

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黄金の国イーラ

黄金の国イーラはゼノブレイド2のDLCまたは単独で動作するパッケージとしても購入可能だ。
ボリュームはDLCとしては相当なもので、システム面の変更もあるためほとんど新作と言っても過言ではない程の内容となっている。

ゼノブレイド2 黄金の国イーラ

 

 

ストーリー

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大ボリュームだが、それでも足りていない

ストーリーは本編の500年前をラウラとシンを主人公に置いて描いており、本編では断片的であった部分を補完する役割を持っている。

登場するキャラクター達は非常に魅力的だ。
元気で芯の強いラウラ、優しく見守るシン、おっとりとして天然でお化けが怖いカスミなどなど。
メインシナリオやサブクエストで見せる意外な一面や設定もある。
本編だけでは知りえなかった内容は嬉しい限りだろう。
また、(システムとも言えるのだが)黄金の国イーラにおける最終戦における豪快な演出を用いた戦闘システムは必見だ。

しかし、ストーリー面では少々勿体ないと感じさせる。
ストーリーのボリュームは濃密であるのは間違いないのだが、描こうとしている内容から考えた場合、キャラクター間の親睦が深まっていく過程などの物語の展開が駆け足に感じる部分が多い。

また、ストーリーはゼノブレイド2の世界観をある程度は知っている前提で話が進んでいくため、世界観に関する説明が全く無い。
そのため、本作の世界観を全く知らない状態でパッケージ版を購入してプレイした際にはストーリー面において良くわからないまま進んでしまう恐れがある。
これはゼノブレイド2の初心者は困惑する事だろう。黄金の国イーラと言う作品をDLCとしてのみ販売するのであれば「設定を知っているユーザー向け」であるため説明を省略するのは頷けるが、単独起動可能なパッケージ版として考えると非常に不親切な物語構成だ。
黄金の国イーラからプレイしたいと言うユーザーは最低限「ゼノブレイド2 Direct」を視聴してからプレイする事を推奨する。

これらの欠点はどれもDLCと言う立ち位置でこの作品が製作されている事に起因しているように思える。
もしも可能であるならば「ゼノブレイド3」くらいの立ち位置でガッツリと製作する事で「駆け足感」や「世界観の説明」を解消できたのではないだろか。

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サブクエストも優秀だ

黄金の国イーラではサブクエストも優秀だ。

本編をプレイしていれば「あ!」と思える人物が何人か登場する点も面白く、また本編の500年前である黄金の国イーラ編の世界情勢を知る術としても機能しており非常に充実している。
これはメインシナリオを担当した1人でもある竹田さんがサブクエストに関しても関わっているためと思われる。

 

システム

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新作と言っても過言ではないシステム

黄金の国イーラではバトルシステムが本編をベースとしつつも一新されている。

詳細には書ききれないため省略するが、バトル面においては「スイッチアーツ」と「タレントアーツ」が追加されている。

黄金の国イーラでは本編と異なり、スイッチするのがブレイドだけでは無く、戦闘する人物をドライバーかブレイドかに切り替える事ができる。
その切り替え時に発動する攻撃がスイッチアーツとなる。
スイッチアーツにはドライバーコンボ系のブレイクやダウンと言った効果が付与されているため、これを使用して敵を状態を切り崩す事が可能だ。
また、被ダメージにはリザーブが存在しており、リザーブされたダメージは赤く表示されている。この赤い領域が表示された状態でドライバーとブレイドをスイッチさせる事で、その分のダメージを回復できる。
これによってキャラクターのダメージコントロールを行うようになっている。

タレントアーツは初代ゼノブレイドから久しぶりの復活となる。
これは各キャラクター固有のアーツでそれぞれ特徴が異なる。
HPを消費して全てのアーツをリキャスト完了させたり、全てのアーツのリキャストを消費して敵の行動を止めたりなどキャラクター毎の個性を表現できる非常にユニークな要素だ。

黄金の国イーラでは本編とは異なりパーティーメンバーが実質的に固定となっている。
そのため、シナリオにおけるレベルデザインや本編で至らなかったチュートリアルが洗練されており、より適切なタイミング・方法で表現できている。
その他に本編におけるブレイドコンボやチェインアタックまでの過程が簡略化されており、戦術性や戦略性が低くなったもののこちらも初心者には親切だ。
これらの観点から(本編とはシステムに差異はあるものの)ゲームシステムを理解するには本編よりも黄金の国イーラをプレイする方が良いのでは無いかと思われる。

また、これらの変更された要素は世界観準拠であるため、ストーリーテリングとしての役割も果たしている事は特筆するべき点だ。
黄金の国イーラで行われるドライバーとブレイドが入り乱れて戦うと言う戦法は500年後を描いている本編では廃れた戦術とされており、ドライバーとブレイドの戦い方が確立されていない時代のものなのだ。
そして、本編と比較しても到達できるダメージ量が明らかに抑えられている(レベルデザインはダメージ量が低い事を想定したものになっているため安心して良い)。
つまり、戦い方も500年前を再現しているし、数値的なダメージ量を抑える事で不完全な戦い方である事も表現しているのだ。
こういった表現がストーリーテリングとしても機能しておりファンならばニヤリとできるポイントだ。

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キズナグラムのようなヒトノワ

また、過去作に登場しているキズナグラムのようなヒトノワというシステムも採用されている。
サブクエストなどをクリアしていく事で増えていくヒトノワはシナリオを更に補完する役割もあるため、是非ともMAXまで到達してみて貰いたい。

 

グラフィック

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ハイファンタジーとも言える世界観は常に美しい

本作のフィールドデザインは過去作同様に神が宿ったように美しい。
フィールドの広さは過去作ほどでは無く、名前しか登場しない村などが存在する事は残念に感じるものの、その表現力のリッチさは格段に向上しているのがわかる。

グラフィックの表現面に関しては前作ゼノブレイドクロスと比較した場合、ライティング・シェーディング関連が大きく強化されている事がはっきりとわかるだろう。
また、キャラクターの激しい動きにはブラーを使用して、より躍動感が出るように演出されている。

欲を言えば近年増えているフォトモードのような機能が欲しかったと言えるし、それが無理だとしても画面のGUIを全てOFFに出来る機能は欲しかった所だ。

また、本作では可変解像度が採用されている。
リソースの少ないNintendo Switchでは珍しくは無いものだが、ゼノブレイド2においては可変解像度がかなり極端に採用されており、密集した敵と戦う場合などは明らかに解像度が落ちているのがわかる。
グラフィックレベルは高水準なだけに解像度が落ちすぎるケースがあるのは少々勿体なさを感じる。

DLC「黄金の国イーラ」では、追加フィールドであるイーラに関してグラフィックエンジンに修正が加えられている事が公表されている。

 

サウンド

ゼノブレイド2の音楽はどれも傑作だ。
また、DLC「黄金の国イーラ」では専用にBGMが追加されている。
共にフィールド曲、イベント曲、バトル曲はどれも印象的なメロディであり史上でも最高峰では無いだろうか。

幻想的な「Xenoblade II - Where It All Beg」「Elysium, in the Blue Sky」は2曲で1曲とも言える曲だ

神秘的でどこか悲しみのある「古代船」

ノリノリの戦闘曲「Exploration」

テンションが上がらざるを得ないイントロから始まる「Incoming!」

暖かみのある牧歌的な雰囲気を持つ「グーラ領 - 森林」

非常に爽やかでコーラス部分が最高にクールな「グーラ領」

タイトル画面で流れる美しい旋律の「在りし日のふたり」

メロディの起伏をしっかりと作りつつも幻想的で美しい「インヴィディア烈王国」

感動的なメロディと歌詞の「Drifting Soul」

本作の象徴とも言える負ける気がしない曲「Counterattack」

最高にノリノリでカッコいいフィールド曲「スペルビア帝国 ~赤土を駆け抜けて~」

色々な意味でヤバい「最強サクラの歌」

Counterattackと並び本作において象徴的な「罪深き懇望の果てに」

悲しくも落ち着く「Shadow of the Lowlands」

神秘的な魅力を持った「エルピス霊洞」

圧迫感のある最終盤の戦闘曲「Battle in the Skies Above」

感動的なエンディングへと繋がる「君との未来」

そして欠かす事は出来ない「One Last You」

ジャジーで最もカッコいいと言っても過言ではない戦闘曲「戦闘!! / イーラ」

ここではとても書ききれないのだがサウンドトラックに収録されている楽曲はどれもが記憶に残る傑作だ。
ゼノブレイド2においてルクスリア王国で流れるBGM「Shadow of the Lowlands」 を歌ったANUNAは"Annual Game Music Awards 2017–Artists of the Year"を受賞している。

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2000個と言う限定生産のUSB版

サウンドトラックは2000個限定の生産のUSB版が存在する。
(画像は筆者が購入したもの)

ブックレット(限定版CDにも付属)には曲に関する説明などが1曲1曲書かれており読み応え抜群だ。

 

ボイス

ゼノブレイドシリーズはボイス関連の物量もとにかく多い。
ゼノブレイド2では特にキャラクター同士の掛け合いが強化されており、仲間との一体感・協力感がより強くなっているポイントも筆者としては評価が高い。

戦闘中の行動や掛け合い、特定の行動に対してのリアクションなど、バトルをより良いものへと感じさせてくれる。
例えば戦闘中に回復ポッドを取れば「良いじゃん!」⇒「だよね!」と掛け合いをしてくれる。
戦闘システム自体には直接の影響は無い要素であるし些細な事だと思われるかも知れないが、NPC側からの自発的な行動・掛け合いは「仲間と一緒に戦っている」と言う感情が強くなり、とても居心地が良い。

また、レアブレイド同士でも掛け合いが存在する。
筆者はこれには流石に驚いた。
あれば良いなぁ…とは思っていたもののレアブレイドの総数を考えれば組み合わせは膨大であり、無くても仕方がない。まさかここまでの物量を用意していると思わなかったのだ。
レアブレイドブレイドスイッチと戦闘終了時に特定の組み合わせで専用のボイスや掛け合いが発生する。
ドライバーとレアブレイドやレアブレイド同士の関係性がまた違った角度で知る事ができるので嬉しい限りだ。

日本では全く関係のない事なのだが、海外においてはローカライズ(特に海外の声優の演技やリップシンク)が賛否が強いなようだ。
ローカライズされるだけマシ」という意見もあるだろう。しかし、それは0 or 1の極論だ。ローカライズに失敗してしまうと、それだけで本来存在した面白さや感動が奪われかねない(現に日本向けローカライズでもストーリーやストーリーテリングが意味不明となった作品も数多い)。それはユーザーにとっても開発側にとっても不幸な事だ。
ローカライズやカルチャライズは非常に難しいのは承知だ。
だが、NOAおよびNOEには是非とも丁寧なローカライズをお願いしたいところだ。

 

総評

世の中には「出会えて良かった」「これをプレイしないまま死ななくて良かった」と思える作品がある。
ゼノブレイド2は筆者にとって正にそのような作品の1つだ。

クラシックで熱い展開の王道なストーリー。
シーンを盛り上げる印象的な音楽。
戦略性とアドリブ性、共闘感を感じさせるバトル。
壮大で神懸ったフィールドデザイン。
新作と言っても過言ではないDLC黄金の国イーラ。
本作には欠点も存在している事は確かだが、そんな事は些細な事だ。
ゼノブレイド2は疑いようのない傑作だ。

ただし、黄金の国イーラに関してはDLCとしては品質が高いと言えるものの、パッケージとして考えた場合にはシステム面は初心者に親切であるにも関わらず、世界観の説明が無く初心者殺しであるなど、「黄金の国イーラからゼノブレイド2に入るユーザー」の事を受け入れているようで受け入れていない仕様だ。
この中途半端さは気になる所だ。

 

外部記事

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【E3プレビュー】「ゼノブレイド2」はただの「続編」にはならない

海外メディアが『ゼノブレイド2』の技術面を考察。全体的に前作から向上を見せるも、600pを下回る携帯モードの解像度を指摘 | AUTOMATON

『ゼノブレイド2』レビューにて「海外声優の演技」が酷評されているのは何故なのか。その理由を紐解く | AUTOMATON

Xenoblade Chronicles 2 Postmortem: Breaking Down the Inaugural Switch RPG's Success With Tetsuya Takahashi | USgamer

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Seven Thoughts About Xenoblade Chronicles 2's New Expansion

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ミュージック フロム ゲームワールド:Track 156 「ゼノブレイド2」「東亜プラン ARCADE SOUND DIGITAL COLLECTION Vol.5」 - 4Gamer.net

「ゼノブレイド2」面白すぎ!おすすめ評価ポイント4つを紹介