【レビュー】幻影異聞録♯FE

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Reincarnation

幻影異聞録♯FE(以下、幻影異聞録)はファイアーエムブレムシリーズで知られるインテリジェントシステムズ女神転生やペルソナといった作品で知られるアトラスがコラボした事によって生まれた作品だ。
当初WiiUでコラボが発表された当時には一体どんな作品となるのか全く見当が付かなかったが、それは開発側も同様だったようで紆余曲折あった事が様々な媒体で語られている。
その影響もあり、新たな情報が公開されるまでに非常に長い期間を要した事を覚えている。
そして、新たな情報が解禁された時には煌びやかな世界観を引っ提げたゲームとなっていたのだ。

今回は異色のコラボ、そして独特の設定を有した幻影異聞録♯FEをレビューしてみたい。

なお、今回はNintendo Switch向けに発売されたEncore版をメインのレビュー対象として記載する。

 

幻影異聞録♯FE Encore -Switch

幻影異聞録♯FE Encore -Switch

  • 発売日: 2020/01/17
  • メディア: Video Game
 
幻影異聞録♯FE - Wii U

幻影異聞録♯FE - Wii U

  • 発売日: 2015/12/26
  • メディア: Video Game
 

 

ストーリー

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芸能界xファンタジー

幻影異聞録は芸能界を舞台にしたストーリーが特徴的だ。
ストーリーの会話はフルボイスで、全体的なトーンは明るく、仲間たちが夢に向かってひたむきに成長していく姿が描かれる。
敵として登場する人物にしても必ずしも悪意によって行動している存在とは言い難く、主人公達がアーティストあるいはエンターテイナーといった表現者としてステップアップするための乗り越えるべきハードルとして立ち塞がる存在になっている点も興味深い。

ストーリーの進行も単純なダンジョンクリアしていくものとは少し異なる。
ダンジョンを進めると表現者としてステップアップするためのハードルが登場し、それをクリアするためにイベントを進めるという形式だ。
つまり、大まかには「ダンジョン(探索・謎解きなど)⇒キャラクターのステップアップ⇒ボス戦」のような流れになっている。

本作ではキャラクター毎に用意されたサイドストーリーも用意されており、メインのストーリー以外でもキャラクターの成長が描かれる。
サイドストーリーはよくある「敵を倒せ」のようなもの以外にも「人と会話して進行する」ものも用意されている。
敵を倒させる事をプレイヤーに強要することなく、あくまでもキャラクターの成長に焦点をあてているのは素晴らしい選択だ。
また、サイドストーリーのクリア時にはキャラクターの歌唱やダンスのミュージックビデオのようなカットシーンが用意されており、サイドストーリーで成長した結果を感じさせてくれるご褒美が多めの内容になっている。
なお、サブストーリーの会話もフルボイスになっており聴きごたえも抜群だ。

また、前述の通りストーリーの大半はフルボイスで進行するが、会話にはしっかりとオート送りが実装されている点もありがたい。
ただし、オート送りは「その会話中の期間のみ」で有効となり、別の会話ではオート送りのON/OFF設定が引き継がれない。
そのため、筆者のようにコントローラーから手を離してストーリーを楽しみたいような場合には会話のたびにオート送りをONにする必要があるためパーフェクトとまではいかない仕様だ。

本作ではメインのキャラクター達とは関係の無いサブクエストも用意されている。
サブクエストに関してもある程度のストーリー性を持って展開されるほか、エピローグではサブクエストの人物のその後が垣間見えたりと比較的充実している。
しかし、サブクエストは受注したクエストが一覧で観られないため、各クエストの受注状況などは忘れないようにしなくてはならない点は不便だ。

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FEのキャラクター達

本作はFEとのコラボレーションによって生まれた作品だ。
そのためFEの暗黒竜や覚醒のキャラクターが仲間やボスとして登場する。

FEキャラクター達は「ミラージュ」といわれる記憶を失い彷徨っている異世界の存在で、人間が生み出す表現力の源「パフォーマ」と言われるものを糧としている。
彷徨えるミラージュの多くはパフォーマを得るために人々を襲っているが、主人公達を始めとしたミラージュと協力する事ができる程の強いパフォーマを持った存在は「ミラージュマスター」と呼ばれる。
表現者としての能力がパフォーマとなるため、パフォーマを糧とするミラージュを強くしていくためには主人公達も芸能界で表現者としての能力を高めていく事になるのだ。

ミラージュがパフォーマを糧とする理由は具体的に示されないが、メタ的な視点を交えれば「ゲームあるいはゲーム内キャラクターは表現者がいて初めて存在し得る」という事を表現したいのではないかと推察できる。
FEを始めとしたビデオゲームと言う作品自体が開発者や声優といった表現者たちの力によって成り立っている。
つまり「ミラージュがパフォーマを糧とする」のは「ゲームとは表現力によって生み出される」「ゲーム内キャラクターとは表現者がいなくては存在できない」という事を表していると読み解けるのだ。

なお、FEのキャラクター達はミラージュという形式以外にも、どこか見覚えのある風貌をした店員がコンビニやカフェにいたりもする。
ファイアーエムブレムシリーズをプレイしているファンならばニヤリとできるポイントだ。

とは言え、全体的にはFE成分は薄く、せっかくのコラボレーションを十分に活かし切れているとは言い難い。
根幹となるミラージュと言う設定にしても「FE」という作品である必然性はなく、他作品でも成り立ってしまうのだ。
良く言えばFEを知らない人でも楽しめるのだが、悪く言ってしまうとFEとコラボする必然性が感じられないのは勿体ない。

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現代的な要素をふんだんに取り込んだ要素

本作は現代(特に2010年代前半)の日本が舞台であるため、現代的なツールが様々に登場する。
代表的なものはSNSのようなツールを利用した「TOPIC」だ。
WiiU版ではゲームパッドの画面上に表示され、Nintendo Switch版では通常のGUI的に表示される。
TOPICのメインの利用方法はストーリーのあらすじとしての機能なのだが、全ての流れを網羅している訳では無い。
そのため、時間をおいてプレイすると次に何をすれば良いのかわからないケースも考えられる。また、オートセーブが無く全滅すると最後のセーブ地点にまで戻されるため、長時間セーブしなかった場合にはどこまで戻ってしまったのかがあらすじだけでは曖昧になってしまう事も多い。
本来の機能としては十分な役割を果たしていないが、TOPICは様々なタイミングで各キャラクターからの会話が追加されるため、キャラクターの生活感などを感じさせてくれるストーリーテリングとしての良いアクセントとなっている。

TOPICの他にもボーカロイドをイメージした「Tiki」という設定も現代的な要素の代表格だろう。

 

Encore

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EXストーリー

Nintendo SwitchのEncore版での追加シナリオとして「EXストーリー」が用意されている。
キャラクターの更なるサイドストーリーといった内容であり、ボイスも新たに追加されている。
EXストーリーのダンジョンでは新衣装が入手できるなどの特典も存在する。

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左:WiiU版、右:Nintendo Switch

WiiU版とNintendo Switch(Encore)版ではストーリー表現の一部に差異が散在する。

Nintendo Switch版であるEncoreは北米版をベースとしており、北米版の改変内容がそのまま適用されている。
変更内容は衣装だけでは無く、セリフに関しても変更が適用されており、良く言えばWiiU版とは違う点を楽しむ事もできる。
しかし、この改変内容は大きなマイナスとまでは言わないが、ストーリーの説得力あるいはキャラクター性とマッチしておらず若干の違和感を感じる演出になってしまっている部分も出ている。
それはヒロインである織部つばさが水着となるシーンだ。
上図がそのシーンの一部となるが、子犬のような性格をしたつばさが撮影に対しての恥ずかしさや緊張する理由が北米版の衣装では説得力を少々落としているように思える。
その上に、根本的にキャラクターとマッチしている衣装だとも感じにくい。

各国のレーティングに対応し、なおかつ投入可能なリソースを天秤にかけた結果の処置だと言うのは十分に理解できるのだが、ユーザーファーストとは言い難い内容ではある。

 

システム

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仲間の絆で畳み掛けるセッション

幻影異聞録のバトルシステムではペルソナ系列のシステムがベースとなっている。
戦闘はターン制となっており、基本的には速さ順に各キャラクターが行動をしていく。
そして敵(自分もだが)には弱点が設定されており、その弱点を突いた攻撃をする事で攻撃側にメリットが発生する仕組みになっている。
RPGとしては比較的クラシックでオーソドックスな理解しやすいシステムだと言えるだろう。

本作の戦闘で特徴的なのはその弱点を突いた際に発生する「セッション」だ。
セッションは上図をご覧いただけると雰囲気が伝わるかも知れない。
まず最初に起点となる弱点を突く攻撃を行う。すると、それに呼応してセッションが発動し味方キャラクターが追撃を行ってくれるのだ。
キャラクターの育成が進めば戦闘に参加していない控えのメンバーもセッションに参加できるようになり非常に多くの追撃が発生する。
また、Encore版では特定の追加ダンジョンを進行する事によって非戦闘員もセッションに参加してくれるようになるため、更に多くの追撃が発生するようになる。
戦闘非参加のメンバーでもしっかりと活躍の場が用意されているのは「チームで戦っている感」を演出する嬉しくなるポイントだ。
他にも、セッション発生時にはキャラクター間で短い声掛けが行われるため、パーティー間の関係性を演出する事にも一役買っている。
行うこと自体は敵の弱点を突くと言う単純なものではあるのだが、数多くの連撃を行う爽快感と仲間と協力して戦う共闘感の2つを同時に生み出すセッションは非常に素晴らしいシステムだ。
なお、Encore版ではセッションのモーションを簡略化させて戦闘テンポを向上させるクイックセッションが用意されている。
クイックセッションは戦闘中にいつでもON/OFFが行われるため、じっくり見たい時にだけONにするなどが行いやすく配慮が行き届いている。

キャラクターの育成サイクルが比較的早い点もプレイのモチベーションに繋がりやすい。
本作は武器からスキルを習得するようなシステムなのだが、1戦闘でもスキルを覚えていく事も多い。
そして新しいスキルを覚えたかと思えば、次にはレベルアップするなど、早いサイクルで目に見えて強くなっていくため、サクサクと進行している印象を与えてくれるのだ。
また、既に同じスキルを持っていると「+1」のようにインクリメントされスキルの効果が増強される。
物語が進めば同じ武器を何度も作成する事も可能となるため、スキルを習得する楽しみが減る事もほとんど無いだろう。
ただし、キャラクターのスキルは並べ替えが行えないため視認性の向上が行えないのは痒い所に手が届いていない。

キャラクターの成長要素としてはFEシリーズではお馴染みの「クラスチェンジ」も存在する。
クラスチェンジは特定のアイテムを使用する事で行う事ができ、ステータスの向上や作成できる武器の数が増加する。
クラスチェンジでキャラクターが強くなることはRPG特有の魅力があるのだが、クラスチェンジを行うとキャラクター(ミラージュ)の見た目の個性が失われてしまい、一見するとモブ敵のようにすら思えてしまうのは少々残念だ。
クラスチェンジしても見た目の個性はある程度は残して欲しかった所だ。

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運要素が強いデュオアーツとアドリブパフォーマンス

本作の戦闘ではデュオアーツとアドリブパフォーマンスという華やかな要素も戦闘を鮮やかに彩っている。
デュオアーツやアドリブパフォーマンスが発動するとキャラクターの歌やパフォーマンスと共に攻撃が行われる豪華な演出が特徴的だ。
なによりも戦闘中に歌が挿入されるのはテンションを高めてくれる。

デュオアーツは端的に書くとセッションの最後に確率で発動するものなのだが、発動すれば大ダメージを与えるだけでなく、再度セッションが発生して連撃が発生する。
再度発生したセッションでもデュオアーツが発動する可能性があり、そうなれば一回の攻撃で20コンボ以上の大連鎖攻撃にもなる。
演出も威力も非常に強力だ。

アドリブパフォーマンスはスキルを使用した際に確率で発動するものだ。
こちらもデュオアーツ同様にキャラクターの歌やパフォーマンスなどによって強力な攻撃を行うものとなっている。

しかし、デュオアーツとアドリブパフォーマンスを戦術や戦略に組み込む事が出来ないのは残念でならない。
上記に記載している通り、この2つの要素の発動条件が確率に左右されるためだ。
「戦闘中に累計n回セッションを発生させると確実に発動する」「○○を行うたびに発動確率が上昇していく」など大小なりともプレイヤーが制御可能な形に落とし込む事で戦術性や戦略性を持って利用できるようにして欲しかった所だ。
豪華な演出で強力な攻撃を行うというご褒美のような攻撃手段だが、それがシステム全体のどこにも依存しない孤立した要素になってしまっているのは勿体ない。

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活かし切れていない要素

本作では活かし切れていない勿体ない要素も散見される。
どれも「勿体ない」というレベルであるため、マイナスの要素とまではならない事は留意されたい。

本作はFEとのコラボレーションタイトルでもあるが、「ストーリー」の項でも述べた通りFEとコラボする必然性が薄い。それはバトルシステムでも同様だ。
FEシリーズと言えば聖戦の系譜からではあるが「三竦み」が代名詞的なシステムとして知名度が高い。
それを踏襲し、敵のデザインは「剣を持っていれば槍に弱い」など視覚的に弱点が把握できるようになっている。
しかし、この活用方法は表面的な非常に薄いものであり、コラボレーションを見事に活用できているとはお世辞にも言い難い。
作品としてはしっかりと成立しているため問題は無いのだが、「FEとのコラボレーションでなければ実現しなかった」と言えるものにまで昇華していれば更に良かっただろう。

通常攻撃の価値が無い点も勿体ない。
本作の主軸のシステムは前述の通り弱点を突いて発動させるセッションなのだが、セッションが発動するのはスキルで攻撃した時のみなのだ。
通常攻撃では何も発生する事は無い。
ダメージも低いため、スキル発動のために必要なEPが枯渇している時にしか利用する事は無い。
だが、根本的にEPはふんだんに用意されているため枯渇させようと思わなければ、そのような状況になる事はほとんど無いと言っても良い。
通常攻撃をコマンドの選択肢に入れるのであれば役割を持たせるべきだったように思う。

ガードも同様に価値が薄い。
ターン制である本作のような戦闘では、「強力な攻撃が来そうだ」といったメッセージなどで敵が特定のターンに強力な攻撃を発動する事がわかっているような状況でも用意しなければガードと言う行動を選択する事は考えにくい。
また、ガードを行うとEPが回復するのだが、その回復量が2固定である事も存在意義の無さを助長している。キャラクターのEP最大値は200や300は当たり前で、消費するにしても10や20といった単位だからだ。
せめて最大EPの10%回復など成長しても恩恵があるようにして欲しかったと言える。
ガードを使用を促すようなお膳立てがされていないのは勿体ない。

 

グラフィック

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現代&ファンタジーの日本

幻影異聞録では現代の渋谷や新宿といった街並みを再現している。
街では様々な広告が表示されているのだが、物語の進行に応じて広告内容に変化があるなどキャラクターの成長や物語の進行を感じさせてくれる。

渋谷や新宿などのフィールドはやや狭いが窮屈に感じるような事は無く、ショップなどに回るのも苦にならない広さと言った印象だ。
また、ダンジョンはフィールドよりも広く設定されているが、冗長に感じない丁度いい程度の広さであるため良いバランス感覚で作られている。

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華やかなGUI

煌びやかなGUIや戦闘フィールドの華やかさも素晴らしい。
全体的に明るい黄緑をベースに統一している点も特徴的だ。

なお、メニューの各種項目名は北米版準拠となったのか、WiiU版とNintendo Switch版とでは異なっているようだ。

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良く動くキャラクター達

会話シーンではキャラクターの3Dモデルのリアクションによって行われる。
また、戦闘中アニメーションは良く出来ている。

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ダイナミックなカメラワーク

キャラクターの各種アニメーションも良く出来ているが、戦闘における攻撃(特にセッション)のカット割りが良く出来ている。
味方キャラクターと敵キャラクターを画面に収めつつも、ダイナミックに見えるように煽りや遠近のコントラスト使用したカメラワークを行っている点が素晴らしい。

 

サウンド

曲はとにかくポップで明るいトーンで統一されているものが多い。
劇中歌はメロディ自体も良いが、キャラクター性を歌い上げたものにもなっているため作品・キャラクターにも非常にマッチしている。
街頭では宣伝CMのような声が聞こえるなど、世界観を構築させる事に成功している。

ポップな通常戦闘曲「SESSION!!!」

緊迫したボス戦闘曲「絶対に負けられない!」

キャラクターの成長を感じさせる明るいFEのメインテーマアレンジ「ステップアップ!」

強大な相手との対峙を感じさせる「導かれし運命」

強いメロディを持ちながらも霧亜の内面性を歌い上げた「Reincarnation」「迷路」

つばさの内面性と成長を歌い上げた「Feel」「友達以上、恋人未満。」「Fly ~君という風~」

ポップでアップテンポな「ドリーム☆キャッチャー」

物語の最後に相応しい明るく感動的な歌詞が非常に印象的な「Smile Smile」

本作の劇中歌はどれも非常に素晴らしく印象に残るものばかりだ。

また、ボイス関連においても戦闘中のセリフの多さがパーティーの雰囲気を作り上げている。物語の進行によっても戦闘中のセリフ内容も変化する事があるためこだわりが感じられる。
その他、衣装によっても専用のセリフが発生するケースもある。

 

総評

幻影異聞録♯FEはバランス良く整えられた一作だ。

共闘感を演出する戦闘はシンプルながら華やかさがあり面白い。
ダンジョンの長さは把握しやすく、攻略もしやすい適度な広さとなっている。
ストーリーや戦闘中に挿入される印象的な楽曲の数々は曲としての良さを確立しつつもキャラクター性を歌い上げており、作品とのシンクロを果たしている。
そして芸能界と言う煌びやかな世界で純粋に成長していくキャラクター達からは元気を貰うことが出来るハズだ。

また、サイドストーリーやサブクエストを網羅しつつクリアしても50時間前後であると言う点は本作を最後まで飽きずに楽しむことが出来る丁度良いボリューム感でまとめ上げられている。
FEというシリーズとコラボする必然性が薄い内容になっているのは勿体ない所だが、それは本作の質の良さに大きな影を落とすようなものではない。

 

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