【レビュー】Starlink : Battle for Atlas

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長所は短所

Starlink : Battle for Atlas(以下、スターリンク)はUBISOFTから発売されたトイと連動したゲームプレイが可能なゲームだ。

筆者は2017年のE3でお披露目された際に観た宇宙戦闘の良さそうな手触りとユニークなトイが面白く感じた。
そして2018年のE3ではなんと任天堂の「スターフォックス」とのコラボが発表され、ますます楽しみな1作となったのだ。

今回はスターリンクのレビューを行っていきたい。

 

 

ストーリー

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描写が物足りないストーリー

スターリンクは宇宙を舞台にしたSFだ。
主人公は「スターリンク・イニシアティブ」と呼ばれる主に地球出身者で構成される集団である。
彼らがアトラス星系と呼ばれる領域に来た時、スターリンクの主柱であるセントグランドと言う人物がレギオンと呼ばれる悪のエイリアン集団によって誘拐される。
このセントグランドを救出する事こそが本作におけるストーリーの導入だ。

ストーリーは一般的に用いられる事が多い「マイナス」から展開する内容だ。
マイナスとは何かを失う事に等しいが、本作においてそれはリーダーであるセントグランドだったわけだ。
しかし、(ゲーム開始時点で)プレイヤーはセントグランドの事を知らないため、この設定がプレイヤーの動機付けになっているとは言い難い。
ゲームを進めていきサブシナリオをクリアしていくとスターリンクのメンバー達とセントグランドとの邂逅が描かれる。
しかし、それに関しても「これまでのあらすじ」のようにかなりかいつまんで説明される程度であり、スターリンクのメンバーおよびセントグランドに対して感情移入ができるとは言い難いのが正直な所だ。

本作にはストーリーこそ存在しているものの、「ストーリーを目的にゲームプレイをする」ことは推奨されないだろう。
また、適度に寄り道をしてもプレイ時間にして20時間程度でクリアできるものであり、じっくりと楽しむと言うよりも、サックリと気分転換程度に楽しむと言った方が良いだろう。

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量産された基地

本作には各惑星の各所に基地のような施設が存在する。
基地は最初の段階ではレギオンに占拠されており、敵を排除する事で味方のものにする事ができる。
また基地にはパーツが存在しており、それを入手する事で惑星の特色や文化、歴史を教えてくれるセリフが流れる…と言うプレイシーケンスになっている。

この基地は各惑星に数多く配置されているのだが、その質は残念と言わざるを得ない。
最初に残念に感じるのは「基地の構造」だ。
惑星には灼熱の惑星もあれば、凍てついた惑星もある。砂漠の惑星もあるし、植生が豊かな惑星もあるのだ。
であるにも関わらず、基地の構造は数パターンしか無いうえに全ての惑星で共通の構造でストーリーテリングとして説得力が無い。
最低限、惑星単位では全く異なる特徴を持った基地であって欲しかった所だ。
次は「文化」だ。
上述の通り、セリフでは惑星の様々な歴史や文化が垣間見えるのだが、ゲームプレイをしている上ではそのような文化が存在する / 存在したようには全く感じられない。
例えば、一見すると良くわからない建造物も教えられた文化や歴史を参照する事でどのような役割を持った建造物だったのかが理解できる…と言ったゲームプレイによってリンクするストーリーテリングが欲しかった所だ。
ユニークで美しい惑星に緻密な設定を用意しているにも関わらず、それが上っ面だけで終わってしまっているのは何とも勿体ない。

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微妙に気になるローカライズの質

予め記載するが、ここで記載するローカライズミスはアップデート「クリムゾンムーン」の配信後に修正が行われているようだ。

本作のローカライズはゲームプレイに影響を及ぼすほどの問題ないのだが、「誤翻訳」や「誤表記」、「表記揺れ」が散見された。 
特に上図のような誤表記や表記揺れと言ったミスがあると言う事は「全てのテキストを手動打ち込みによって実装している」と推察されるため、ヒューマンエラーによって発生した問題では無いだろうか。
当たり前の事だが、装備品など量産されやすい要素に対してマニュアルな実装を行うとヒューマンエラーが発生する可能性が高まる。
参照先パラメーターから文言を機械的に選定できるシステムなど、間違いが起こりえない実装を検討して欲しかった所だ。

 

システム

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宇宙を舞台にしたRPGシューター

スターリンクは簡単に言ってしまえば宇宙を舞台にしたオープンワールド型のRPGシューターだ。
機体や武器にはスロットが用意されており、そこにパーツを埋め込むことで機体を強化することが出来る。
またレベルも存在しており、こちらは機体や武器を使い込む事でパイロットのレベルが上昇する。
パイロットのレベルが上昇するとスキルツリーライクな形式でスキルを習得していく事になる。

バトルに関しては大きく分けて宇宙での戦闘と地上での戦闘があり、宇宙での戦闘は上図の左を参照して貰えると良いだろう。
宇宙での戦闘は360度全ての方向に移動する事が可能だ。
敵もあらゆる方向に逃げるため追いかけにくいが、そんな場合にはGUI上に表示される矢印を参考にするのはもちろん、敵機のエンジンには残光があるため逃げる敵機を追いかける際の重要な映像表現となっている。

対して、地上戦は一般的な人間を操作するTPSとほとんど同じ操作感になる。
地上を低空飛行する航空機ような見た目ではあるものの、上方向に移動する事はなくなり前後左右に動いて攻撃したり回避したりする事になる。

宇宙でも地上でも特殊な操作を要求されることは無く、またエイムが少々甘くても敵機へ当ててくれるため、操作感としては比較的簡単な部類のTPSを想像して貰えればいいだろう。
ただし、宇宙戦闘は前述の通り360度で展開するため追いかける方法は少しだけ慣れが必要かも知れない。

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シームレスに惑星に突入できるのは嬉しい

スターリンクオープンワールド型のRPGシューターだが、その中でも大きな魅力となっているのは「宇宙から惑星への突入がシームレス」であると言う点だ。
宇宙から見えているポイントにまるでそのまま突入できているかのようなスムーズさは男心を鷲掴みだ。

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ユニークなトイとの連動

スターリンクはトイと連動したゲームプレイができるゲームだ。
トイと連動するゲームと言えばスカイランダーズなどが有名だろう。
本作でユニークなのは「組み立てたマシンの状態がリアルタイムにゲームとリンクする」と言う点だ。
機体本体やウィングに武装を取り付けたり外したりすれば、それがそのままゲーム内にリアルタイムに反映されるのだ。
なお、本作ではトイが無くともゲームプレイは問題なく可能である。

トイは付属されている専用のコントローラーにマウントする事で認識される。
筆者はNintendo Switch版を購入したためコントローラーは上図の右のような形となる。
トイ自体の完成度は高く非常にカッコいい。ソフトの値段を考慮するとかなり破格とも言える品質と言える。
だが、この画像を見ると「重くないか?」と不安に思う事だろう。
ところがぎっちょん、重量はかなり軽量であり数時間通してプレイしても全く気になる事は無かった。
筆者がプレイした限りで問題が発生したのはトイの部分では無くJoy-conだ。
Nintendo Switch版でトイと連動したプレイをする場合にはJoy-conでプレイする事になるのだが、筆者はJoy-conでプレイする事が久しぶりであった事もありBボタンを押すときに物理的な配置上どうしても右スティックに触れてしまう事が多かった。
これは本作が抱える問題点では無いため強く言うつもりは無いが、右スティックで機体の向きを変更して照準を合わせるためプレイしていてストレスがある。

また、機体に装備する武器を追加するにはトイを購入するか、DLCとして購入しなければならない。
プレイする日によっては未購入の装備が時間制限付きでプレイアブルになるため、それに頼る事も無理ではない。
どちらにするかは自身のプレイスタイルと相談するべきだろう。

この「トイと連動する」と言う要素自体に気になる点があるとすれば、その「ワンオフ性」だろう。
確かにトイとしての質もある程度高く、ゲームとしても楽しめる内容にはなっているものの、本作のゲームが「トイ(物理媒体)である」と言う必要性はそこまで高いとは思えない。
最初こそ目新しさからトイとのシームレスな連携は面白く感じるかも知れないが、それが長続きするものでは無いことは火を見るよりも明らかだ。
amiibo」のように多くのソフトと連動する事を想定していたり、既存のキャラクターの造形物と言うファングッズであったり、そのように売り出すのであれば優位的な需要はあるように思えるが、本作のトイは本作だけのためのトイなのだ。
それは魅力でもあり欠点だ。

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機体や武器を強化する

スターリンクではRPG要素として改造パーツを利用した機体性能の向上を行う事が出来る。
機体や武器にはスロットが用意されており、そこに改造パーツをはめ込む事で強化が行るものだ。
改造パーツには様々な種類があり、例えば機体を強化するものであれば最高速度を向上させるもの、耐久性能を向上させるものなどがある。
このパーツは性能の上昇値がランダムという訳では無く、ランクが設定されており、そのランク毎に上昇するパラメータが全て固定値で設定されている。
また、改造パーツは同種のものを3つ合わせる事によって1ランク上位の改造パーツにする事が出来るようになる。
これによって低ランクパーツであっても良質な高ランクのパーツに変更していく事が可能になっている。

このRPG要素自体は悪くは無いのだが、パーツ自体の価値に少し問題がある。
パーツは敵からドロップするか、ショップのような所で購入する事で入手が出来るのだが、敵からドロップするパーツも結局はショップに並んでいるものと全く一緒なのだ。
これでは「敵を倒す意味」がプレイを続けていくうちにどんどん下がるのは必然だ。
また、ショップではゲーム内マネーで購入する事になるが、そのゲーム内マネーも使い切れないほどに入手出来てしまう。そのため、ショップでパーツを入手するのは実質無料のようなものなのだ。
せめて「敵からしかドロップしないパーツ」や「敵からドロップしたパーツの性能はパラメータの上昇値がランダムになる」などハックアンドスラッシュ的なプレイサイクルの方向性を強化し、「敵を倒すこと」「パーツを入手すること」にもう少し付加価値を付けて欲しかった所だ。

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勿体ない探索要素の完成度

スターリンクオープンワールド型のゲームであり、訪れる事になる各惑星や宇宙空間では探索要素が存在する。
各惑星では上図の左のようなちょっとしたパズルがあったり、上図の中央は敵の拠点を破壊したり、上図の右は惑星の原生生物をスキャンして調査をしたりしている所だ。
その他にも宇宙空間には悪のエイリアン軍団やならず者集団の旗艦があったりする。

このように惑星や宇宙空間の探索が行えるのだが、これに関しても物足りなさが残る。
まず、パズルに関してだ。
難易度自体はそこまで高いものでは無いのだが、リワードはショップでも売っている改造パーツが入手できるだけであり、ハッキリ言ってそこまでやる程の価値があるとは言い難い。

そして、惑星に展開している敵に関してはボリューム不足だ。
敵は各惑星に展開しているのだが、どの惑星でも出現する敵はほとんど同じなのだ。
違いがあるとすれば属性や敵レベル程度で残念と言わざるを得ない。
砂漠には砂漠の、寒冷地には寒冷地の専用の敵が出てきて欲しい所だ。

最後に紹介する原生生物に関しては存在感が非常に薄い。
最初のうちは興味を持って近付くのだが、「スキャンして経験値を貰う」程度しかインタラクションが無く、ゲームプレイに及ぼす影響が余りにも無いため次第に無視してしまう事が大半になるのだ。
同種の原生生物を3回スキャンをすると、その生物に関する情報が手に入るのだが、それに関してもストーリーの項で述べた「基地」と同様に「設定されているだけ」であり、ストーリーテリングやゲームプレイでその設定が活かされることは無い。
設定が活かされており、なおかつその設定を活かして「共闘できる」あるいは「飼育できる」など多くのインタラクションがあって欲しかった所だ。

また、ストーリーの項で少しだけ記載しているが各惑星では味方の拠点を増やしていく事が可能で、味方拠点ではランダム生成されたクエストを受注する事ができる。
しかし、これも作り込みに欠ける。
エストは拠点の種類によって傾向はあるものの、その全てが「敵を倒してくれ」や「アイテムを持ってきてくれ」と言った類似した内容なのだ。
一応、温度の高い惑星では冷却機の調達をお願いされるなどの変化は見て取れるのだが、各惑星の設定を活かしたようなクエストが用意されていると言う事は無い。
そのため、持ってくるアイテムやリアクションが違うだけで結局は全ての惑星でやってる事に全く違いが無い。
各惑星や原生生物に設定された内容が活かされるようなクエストが用意されていて欲しかった所だ。

本作はオープンワールドを採用しているが、それを活かし切れているとは言い難い。
敵や味方、そしてそれぞれの拠点が配置されているものの、それは本当に「配置されているだけ」なのだ。
これら全ての要素はプレイに慣れていってしまえば目新しさも無くなり、次第に無視される存在となっていく。
更に宇宙空間や各惑星には「ランドマーク」とも言えるような特徴的な土地やオブジェクトも無く、宇宙でも惑星でもほとんど何も無いような空間がただ広がっている。
確かに宇宙空間をSF色のあるマシンで駆け抜けるだけでもロマンがあり楽しい気持ちはあるが、ゲームとしてもう一歩踏み込んだ構造を検討して欲しかった所だ。

 

スターフォックス

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スターフォックス

スターリンクNintendo Switch版では任天堂とのコラボによってスターフォックスが登場する。
スターリンク独自のアレンジはされているものの、アーウィンのカッコよさは健在だ。スターフォックスには専用のストーリーも用意されており、スターウルフを追いかけてアトラス星系までやって来たのだ。
その際に偶然にスターリンク・イニシアティブのメンバーと合流する事になったのだ。
また、とあるシーンでは原作にある印象的なセリフをフォックスが言っており、そのセリフは本来は別のキャラ常々言っていたセリフでもあるため、スターフォックスシリーズ自体との時系列的な繋がりも感じさせてくれる。
ゲームプレイ中では特定の攻撃を行うとBGMがスターフォックスのものが流れる点も嬉しいポイントだ。

本編のメインストーリーにも若干の介入が成されているのだが、これに関しては取って付けた感が否めない。
逆にスターフォックス専用ストーリーではスターリンク・イニシアティブ側がオマケ的な立場になっており、もう少しだけ密なやり取りをして欲しい所だ。

マイナスポイントとするつもりは無いが、スターウルフのウルフェンに搭乗できない点も少し残念だろう。
筆者としてはアーウィンよりもX-ウィングのようなデザインの「ウルフェン」の方が好みのため、DLCでも良いので操縦できるようにして欲しかった。

ハッキリと言ってしまうが、本作は「Nintendo Switch版以外を買うのはどうかしている選択」だろう。

 

クリムゾンムーン

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クリムゾンムーン

クリムゾンムーンは無料アップデートによって追加された新要素だ。
新しい要素にはレースやウェーブ形式のバトルを行うものや、賞金首を捕まえるもの、そしてストーリーの補完を行うものが追加されている。

レースでは通常とは若干異なる操作系となり、マリオカートのようなドリフトとブーストが行えるようになる。
通常プレイとはやや異なる操作系を強いられるのは困ったものだが、レース自体はしっかりとレースになっている。

バトルはコロシアムのような専用フィールド内で次々と現れる敵を倒すもので、賞金首の捕縛は各地に逃げている特定の敵を捕まえて監獄に引き渡す仕事だ。
どちらもプレイとしては比較的オーソドックと言える内容だ。

ストーリーの補完できる要素も追加されており、作中の敵がどうして太古に一度滅んだのかを説明しているが、あくまでもオマケ程度だと思った方が良いだろう。

 

グラフィック

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アトラス星系は美しいが物足りない

スターリンクの各惑星は砂漠だったりユニークな植生だったりと非常に美しく面白い。

しかし、各惑星を代表するようなユニークなランドマークが無いのは非常に勿体ないポイントと言えるだろう。
美しくはあるのだが、どこを見渡しても似たような景色であり「絶景」とまでは言い難い。実際に存在する土地では無く、架空のSF作品の空間であれば創造性に富んだ魅力的なランドマークや空間を用意して欲しい所だ。

本作にはフォトモードが搭載されている点は嬉しいポイントだろう。
しかし、これに関しては即時性が低いため、「ここを撮りたい!」と言う咄嗟のタイミングでは思うようにはいかない。
特に戦闘中のカッコいいシーンを撮ろうと思うとかなりの困難があるのは痒い所に手が届いていない。

 

サウンド

スターリンクサウンドは基本的に状況に合わせたBGMが流れるインタラクティブミュージックのような形式を採用している。
そのため、(強制的に)耳に残るようなBGMは少ない。
そんな中でも筆者が特に気に入ったと言えるのは「プライム」と呼ばれる大型ボスに勝利した際のBGMだろうか。SF感の強い1曲だ。

 

総評

「トイとのシームレスな連動」をベースとしたStarlink : Battle for Atlasは、間口の広いRPGシューターであり、またトイ自体の完成度も良い作品だ。
宇宙空間と各惑星を自由に、そしてシームレスに駆け回るのはロマンがあり楽しい要素と言えるだろう。
また、同梱されているトイの存在とその品質を考えれば通常のフルプライス程度の値段である事は驚きしかないのも事実だ。

だが、ゲームプレイの質が悪いとは言わないが、同年代の標準的なオープンワールド型のゲームと比較するとストーリーでもシステムでも、そして質でも量でも見劣りすると言わざるを得ない。
特に「設定は存在するが活かされていない」ことが多いのは勿体ない要素だ。

ボリュームに関してはプレイ時間にして20時間程度であり、飽きてしまう前にクリアする事ができるため、ある意味で意図した設計なのかも知れない。
これに関しては賛否両論あるだろうが、水増ししたような冗長なプレイを強要せずに簡潔にまとめ上げている点は評価点としても良いだろう。

そして本作のトイはスターリンクと言うソフトとしか連動できない。
数年後には比較的質の良いトイだけが永遠に手元に残ってしまう可能性もあるのだ。

 

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